FIAは、F1メキシコGPの舞台となるサーキット「アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス」を承認した。今週末のF1アメリカGPのためにオースティンへ向かう途中、FIAレースディレクターのチャリー・ホワイティングは、メキシコに立ち寄り、1992年に最後にグランプリを開催したエルマノス・ロドリゲス・サーキットを査察した。
「我々はここでなされた仕事に非常に満足している。素晴らしいレースを期待している」とチャーリー・ホワイティングは Auto Motor und Sport にコメントした。報道では、気象状況によってアスファルトの最終レイヤーを敷くのが遅れ、縁石、ブレーキングマーカー、広告掲示板が土壇場で設置されたとされている。サーキットレイアウトの最も大きな変化は180度の最終コーナー“ペラルターダ”がなくなったことだが、プロモーターのフェデリー・ゴンザレスは、残された部分も素晴らしいと主張する。「これは我々の会場の新たなランドマークだ」とフェデイー・ゴンザレスは、古いペラルターダのエイペックスに到達する前にクルマがレースをすることになるベースボールスタジアムに言及。「ドライバーは、28,000人で満員となったスタジアムにロックスターのように到着する」「かなり長いブレークを経て、人々はF1に飢えている」当初の80,000シートは2週間以内で完売し、プロモーターはグランドスタンドを増設した。メキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスは「F1のパドック全体が、あそこで得られるサポートに衝撃を受けるのは間違いないね」と述べた。