2015年にF1メキシコGPがF1カレンダーに復活することになった。主催者は、2015年シーズンから5年間のF1開催契約を締結したことを発表。来年、F1メキシコGPが23年ぶりにF1カレンダーに復活するする。F1メキシコGPの復活は長らく議題に上っており、実際、2014年シーズンの暫定カレンダーにも記載されていたが、最終版のカレンダーからは外されていた。
F1メキシコGPの後援者には同国の実業家であるカルロス・スリム・ドミットとオースティンのUS GPを発案したタボ・ヘルムンドが名を連ねる。メキシコシティのイベント企業CIEはセントロ・バナメックス記者会見を開催。アレハンドロ・ソベロンは、「いよいよだ。来年、F1がメキシコに戻ってくる。今度はメキシコの番だ」と述べた。記者会見にはバーニー・エクレストンの姿がなかったが、メッセージを寄せてメキシコの復帰を歓迎した。「23年の不在を経て、2015年にF1が再びメキシコの地に戻ると発表できることを嬉しく思う。F1にとってもメキシコにとっても正しいことだと考えている。双方にとってこの先長きに渡り利益をもたらすと確信している。来年、この世界的イベントに皆さんを迎えることを楽しみにしている」メキシコで最後にF1グランプリが開催されたのは1992年。ウィリアムズを駆るナイジェル・マンセルが勝利を収めた。まだ最終的な日程は決まっていないが、カレンダーの組み合わせや物流面を考えると、F1メキシコGPはオースティンでのUS GPと連戦になる見込みが高い。会場となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは補修と改修が行われる予定で、観客席とピットガレージもFIAのレギュレーションに従って改築される。現在のF1グリッドにはセルジオ・ペレス(フォース・インディア)とエステバン・グティエレス(ザウバー)という2人のメキシコ人ドライバーがおり、主催者は3日間のグランプリ週末を通して18万人の来場者を見込んでいる。