メルセデスF1は、キングスパン(Kingspan)とのスポンサー契約を打ち切ったことを発表した。先週のF1サウジアラビアGPに先立ち、メルセデスF1は断熱および建材大手のキングスパンとの新しいスポンサー契約を発表。同社のロゴはW12に掲載された。しかし、この契約は、2017年に72人が死亡したグレンフェル・タワー火災の影響を受けた生存者とその家族からの反発を引き起こした。
火災の調査の結果、キングスパンの製品を含むタワーの周りに設置された断熱材のいくつかが炎の中で燃焼し、その深刻さに寄与した可能性があると判断された。キングスパンは、同社の製品が「建物の規制に準拠していないシステムにキングスパンの知らないうちに代替製品として」使用されたとし、自社の材料の防火性能についての誤解を否定している。先週、メルセデスF1はスポンサー契約を擁護し、チーム代表であるトト・ヴォルフは被災者の人々との面会を申し出ていたが、相互の合意のもとでスポンサー契約を打ち切ったことを発表した。「本日、メルセデスAMGペトロナスF1チームとキングスパンは、パートナーシップを終了することに相互に合意したことを発表する」と声明でメルセデスF1は述べた。「先週発表されたチームのキングスパンが新しいサステナビリティワーキンググループの議長を務めることが含まれる新しいパートナーシップは、チームの将来のキャンパスに向けた最先端の環境的に持続可能なソリューションを通じて炭素削減を実現することを目的としていた」「しかし、両当事者はその後、意図されたポジティブな影響にもかかわらず、現時点でパートナーシップを前進させることが適切ではないと結論付けた。したがって、我々は、パートナーシップを直ちに打ち切ることに同意した」キングスパンも声明で「我々は最近の敏感さを深く認識しているため、現時点で前進することは適切ではないことに共同で同意した」と述べた。「過去数日間、この件について多くのことが書かれている。お客様と我々のために働くすべての素晴らしい人々への配慮から、我々は対応しなければならないと信じている」「我々はグレンフェル・タワーの改修で何の役割も果たしてない。ただし、Kingspan Insulation UKの事業は、グレンフェル・タワー調査の中心的な参加者であり、調査の重要な作業を完全にサポートしている」
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