メルセデスF1は、2020年型F1パワーユニット『『M11 EQ Performance』が、より大きな馬力を見出すことに成功したと自信をみせる。2014年のV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以降、メルセデスは最強のF1エンジンと謳われてきたが、昨年、エンジンパワーに関してはフェラーリに抜かれたと考えられている。
以前、メルセデスは2020年型F1エンジンの開発に苦労していることを認めたが、メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、エンジン出力に関して冬の数か月で順調な進歩をみせたと語る。「もちろん、より多くの馬力が必要だ。我々は常にもっと多くのものを求めている。だが、それは一面にしか焦点を当てることができないスポーツではない。昨シーズン、フェラーリのエンジンの方が良くなったことがわかったとき、エンジン部門の人々を突き刺したと思う」とジェームス・アリソンは語る。「ルセデスでは、エンジンが全体の一部にすぎないことを知っているが、今年の冬にはエンジンに焦点を当てた。エンジン部門は非常に良い冬を過ごした。彼らは再びより多くの馬力を見つけることができた。そして、10年連続でシャシーに完全に適合するモーターを受け取り、モーターの周りに強力なマシンをより簡単に構築できるようになっている」