メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが将来フェラーリに移籍するという噂はメディアが大袈裟に騒ぎ立てているだけだと主張する。ルイス・ハミルトンは、今週末のF1アメリカGPで自身6度目のF1ワールドチャンピオンを獲得する可能性がある。しかし、メルセデスとの契約は2020年が期限となっており、まだ契約を更新してない。
ルイス・ハミルトンは、フェラーリへの移籍を完全に否定する発言をしていないことから、F1キャリアを終える場所としてフェラーリを選択する可能性があるとの噂が絶えない。フェラーリで走りたいという誘惑に遭う可能性はないかと質問されたルイス・ハミルトンは「誘惑されるかどうかはわからない。それがゲームプランの一部であるかどうかが重要だと思う」と語っている。「フェラーリにいることなくキャリアを終えたとしたらどう感じるかと頭のなかで質問してきた。正直、メルセデスの一員であるとき、彼らと一緒にいる限りそれは生涯のファミリーの一員なんだ。スターリング・モスを見れば、さらにはファンジオでさえも、まだファミリー内で称えられている。彼らの歴史の一部であり、彼らは人生の残りの面倒を見ている。それが僕にとって重要だ。忠誠心は非常に重要な部分だ」「でも、人生のなかで何かを変えたいという時期があれば、それは潜在的に選択肢になる可能性はある。それが今かどうかはわからないけどね」しかし、トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍の話はメディアが作り出して誇張しているだけだと語る。「フェラーリの件は誇張されていると思う」とトト・ヴォルフはコメント。「ルイスは自身の将来をどう進めていくかについて明確な意見を持っているし、我々はドライバーに対して常にとても忠実だ」「2021年にはすべてが変わる。ドライバーはチームと同じようにテーブルに並べられた選択肢、チームのパフォーマンスのベンチマークを評価して、機会と将来を見極めていく。そして、最終的にトップドライバーにとって最も重要なのはマシンのパフォーマンスだ」「こうした議論はゆっくりではあるが、確実に始まっている。だが、2021年のラインアップについては、すぐになんらかの結論に達するとは思わない。私の意見では、議論は来シーズンまで続くだろう」