メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンになるには、その気性の荒さの一部を抑える必要があると考えている。マックス・フェルスタッペンは、2019年にF1史上最年少チャンピオンの記録を更新することへの期待が寄せられており、少なくともルイス・ハミルトンのチャレンジできることが期待されている。
2019年、レッドブル・レーシングは、長年パートナーだったルノーとの関係を解消し、ホンダのワークスチームとして新たなスタートを切ることになる。マックス・フェルスタッペンは、F1ブラジルGPの決勝で優勝の可能性があったが、周回遅れのエステバン・オコンとの接触によってそのチャンスを失うことになった。「マックスには将来ワールドチャンピオンになる実力があると思う」とトト・ヴォルフはF1ブラジルGPのレース後にコメント。「信じられないほどの才能とスピードのあるドライバーだ。気性の荒さに対処できれば、いつかワールドチャンピオンになる逸材だと思っている。数年後、彼はレースの映像を見て、あれが正しかったかどうかについて自分の意見を持つかもしれない。だが、そのようなことを加速させることはできない。これは学習プロセスだ」トト・ヴォルフは、メルセデスはF1ブラジルGPでレッドブルに対して勝ち目はないことはわかっており、ルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンとは戦っておらず、フェラーリと戦っていたと明かした。「マックスが彼の後ろにミサイルのように現れたとき、彼がレースタイムを失わないように不必要に戦わなかったのは明らかだった。ミディアムタイヤを最後まで持たせようとしていた。誰が勝とうがメルセデスの側からは関係なかった。目標はフェラーリ勢の前に留まることだった」