メルセデスは、カスタマーチームのパワーバランスを操作していると El Pais が報じている。同紙によると、ウィリアムズ、ロータス、フォース・インディアはそれぞれ1シーズンあたり2,500万ユーロ(約31億7,000万円)をV6パワーユニットの費用としてメルセデスに支払っているが、すべてがイコールではないという。
ウィリアムズとメルセデスは否定しているが、フェリペ・マッサはウィリアムズが使用するエンジンはワークスチームの最新の開発が完全に適用されていないのではないかとの疑いをほのめかしていた。同紙は「フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスのウィリアムズマシンは通常、ワークスチームより1歩遅れており、ロータスとフォース・インディアにとってはさらに状況が異なる」と主張。同紙の見方では、中国ではウィリアムズが突然パワー面で前進しており、おそらくそれはワークスチームが自分たちとそれを追うフェラーリの間にバッファーを置くことを試みての措置だという。同紙は、なぜカスタマーがメルセデスの操作について不満を言わないのかと疑問を呈していたが、ある情報元は「契約の条項が理由だ」と説明している。
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