マクラーレンF1は、2026年F1第11戦ハンガリーGPでMCL40に「価値あるアップグレードパッケージ」を投入すると発表した。アストンマーティンがAMR26Bを投入する週末に合わせ、マクラーレンも開発競争を本格化させる。アップデートの中心となるのは新型フロアで、そのほか複数の空力パーツも持ち込まれる予定だ。チームはフリー走行を通じて各パーツの性能を評価し、後半戦に向けた開発の重要な節目と位置づけている。
新型フロアを中心にアップデートを実施2026年シーズン序盤は各チームが激しい開発競争を繰り広げてきたが、ここ数戦はアップデートのペースがやや落ち着いていた。しかし、夏休み前最後の一戦となるハンガリーGPでは再び開発競争が活発化する。マクラーレンは今回、「新しいF1時代とレギュレーションの下でのマシン開発における新たな節目となる価値あるアップグレードパッケージ」を投入すると発表した。アップデートの核となるのは新型フロアで、これに加えて複数の空力パーツも投入される。これらはフリー走行で評価され、その効果を詳細に分析する予定だ。また、一度投入が延期されていた「マカレナ」リアウイングも改良版がFP1でテストされる。ただし、このリアウイングについてはハンガリーGPおよび次戦オランダGPでレース仕様として正式投入する予定はなく、評価を継続する方針だ。さらにマクラーレンは、2026年シーズン後半にも追加アップデートを投入する計画であることも明らかにした。ブラウン代表の予告どおり開発を加速マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは以前からMCL40への大型アップデートを示唆しており、今回その内容が正式に明らかになった。チームのシニアディレクター(レーシング)のランディ・シンは、ハンガロリンク特有の要求に対応することが重要だと説明した。「ハンガリーでは、これまでとはまったく異なるチャレンジが待っています。ハンガロリンクは高ダウンフォース仕様が求められ、ブレーキング時の自信、コーナー進入、そしてトラクション性能が重要になります」「高温コンディションに加え、連続コーナーとストレートの少ないレイアウトではタイヤマネジメントも重要な要素になります」さらに2026年マシン特有のパワーユニット運用にも言及した。「今シーズンを通じてそうであるように、1周を通したパワーユニットのエネルギー配分を最大限活用し、新しいオーバーテイク特性が戦略にどのような影響を与えるかを理解することにも注力します」「今週末はアップグレードパッケージも投入します。このような接戦のシーズンでは、あらゆる開発が重要です。フリー走行を通じて新しいパーツの性能を理解できることを楽しみにしています」後半戦へ向け重要な一戦にコンストラクターズランキングで3位につけるマクラーレンは、現在2位フェラーリに90ポイント差をつけられている。夏休み前最後となるハンガリーGPでは、新型フロアを中心としたアップデートの成否が後半戦の巻き返しに向けた重要な指標となりそうだ。アストンマーティンのAMR26Bやレッドブル・レーシングの改良型「マカレナ」リアウイングなど、各チームの開発競争にも注目が集まる。