マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、ルノーのF1エンジンはもはやメルセデスのパフォーマンスとほぼ同等だと語る。マクラーレンは、2015年からホンダのF1エンジンを搭載したが、信頼性とパフォーマンス不足によって決裂。2018年からはルノーのF1エンジンを搭載し、昨年はコンストラクターズ選手権4位という大躍進を果たした。
2012年からトロロッソでテクニカルディレクターを務めて高い評価を得ていたジェームス・キーは、昨年からマクラーレンに移籍。ルノーのF1エンジンを搭載した今季マシン『MCL35』はジェームス・キー主導で開発された最初のマクラーレンF1マシンとなる。F1が2014年にV6ターボハイブリッドを導入していこう、メルセデスは最強のF1エンジンと謳われ、逆にルノーは苦戦を強いられてきた。しかし、ジェームス・キーは、F1エンジンの勢力図は2019年に大きく変化したと語る。「フェラーリが少し抜きんでていたが、ルノーのF1エンジンの競争力もかなり優れている。実際、メルセデスとの差はごくわずかだった」とジェームス・キーは El Mundo にコメント。マクラーレンは、2021年からルノーに代えてメルセデスのF1エンジンを決定している。しかし、ジェームス・キーは、マクラーレンとしてはホンダから切り替えたルノーのF1エンジンに満足していると語る。「2019年の良かったことのひとつは、ルノーが非常に明らかな進歩を見せ、ストレートでのスピードが改善されたことだった。それが我々の改善の助けになったのは間違いない」「基本的に各メーカーのエンジンに非常に差があった時代は、昨年はもう消終わった」
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