マクラーレンは、F1フランスGPの初日にランド・ノリスが5番手、カルロス・サインツが7番手タイムを記録。それぞれ一台ずつレッドブル・ホンダのドライバーを上回った。マクラーレンのパフォーマンスディレクターを務めるアンドレア・ステラは「今日はクルマのパーツで多くのテストを行い、セットアップオプションも含めて忙しいセッションだった」とコメント。
「暑く、風も強かったので、このようなコンディションに適応するために多くのラップを走り込んで、セットアップを確定させ、タイヤの挙動を理解できたのは良いことだ。全体的にまともな金曜日だったが、今シーズンは土曜日と日曜日に競争が激しくなるのをすでに何度も見てきている。予選とレースが接戦になることはわかているので、作業を続けて、出来る限りベストな準備をしていく」メルセデスとフェラーリに次ぐ5番手タイムを記録したランド・ノリスは「良い一日だったし、正直、カナダよりもはるかに良い週末のスタートが切れた」とコメント。「クールなトラックだし、ターン11はほとんどブレーキに触れないベストな場所だ。ポジション的にはかなり有望そうだ。カナダでのクルマは金曜日にとても速かったけど、残りの週末は速さはあったけど、わずかに後退してしまったので慎重に捉えている」「今日はたくさんのことを試したし、明日はそのすべてを仕上げて、ポジティブな一日を過ごせることを期待している。チームとして良い仕事ができたし、ペースは有望そうだ。もう少しクルマを改善できれば、良い予選を戦えるはずだ。改善すべき点はたくさんあるし、とにかくプッシュし続ける必要がある」7番手タイムのカルロス・サインツは「多くのテストをして全体的に興味深い一日だった。今日の最初のクエスチョンマークはタイヤのパフォーマンスだったと思う。他のレースとはかなり異なっていたし、3つのコンパウンドすべてのフィーリングが非常に異なっていた」「今日はいくつか実験的なものをテストしたけど、必ずしも完璧に機能するとは限らない。それでも8番手だし、明日に向けてポテンシャルがあることを示したと思う」「もう一台と比べて非常に異なるセットアップを走らせたので、今後に向けて多くの貴重なデータを集めることができた。明日はよりノーマルなセッティングに戻して、今日ランドのクルマで学んだことを取り入れていく。チームにとって力強い予選になることを願っている」