マクラーレンは、WEC(FIA 世界耐久選手権)に新しいハイパーカー規定の導入が予定されている2020/2021シーズンに参戦する可能性を否定した。マクラーレンは、市販車のハイパーカーをベースとした新たなWECレギュレーション策定のワーキンググループに参加している。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンはそれらの議論に積極的に従事しているが、2020年に参入する可能性は低いとし、F1での状況を改善させることが先決だと語った。
「新しい選手権の初年度には準備ができないと考えている。検討中だ。ルールはまだ確定されていない」とザク・ブラウンはコメント。「我々はどれらがどのようなものであるかという感覚を持っているし、非常に従事している。マクラーレン内にはF1活動とは別のワーキンググループがあるし、ルールは年末までに整うと考えている」「我々が参入するか、いつ参入するどうかを決断するの立場となるのはその後だ。だが、2020年カレンダーの開始時に参入する可能性は低い」マクラーレンは、2019年に3シートのレイアウトを特徴とするハイパーカー『スピードテール』の限定発売を予定しており、すでに06台は完売している。新しいWECルールにはアストンマーティン、トヨタ、フェラーリ、BMWが関心を示しているが、まだどのメーカーもコミットはしていない。