マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2018年のサプライヤーであるルノーのF1パワーユニットに最近のレースで信頼性トラブルが続発していることに取り乱してはいないと語る。前戦メキシコGPでは、ルノーのF1パワーユニットを搭載する6台のうち、2台しかレースを完走することができなかった。今週末のブラジルでも金曜フリー走行でトロ・ロッソの2台がパワーユニットのトラブルに見舞われ、レッドブルのダニエル・リカルド8基目のMGU-Hを搭載したことで10グリッド降格ペナルティが確定している。
ルノーは、メキシコの問題は高い標高が原因としつつも、トラブルを繰り返さないように速やかに対策を講じていくと述べていた。この3年間、ホンダの信頼性問題に苦しめられてきたマクラーレンだが、2018年も信頼性による困難が続くとは思っていないと語る。「ルノーの問題は主に1チームに発生している。我々はそれに関しては心配していない」とエリック・ブーリエはコメント。「メルセデスは好調であるが、彼らはそうではない。だが、彼らはほとんどの問題を解決してきたと思う」「これは同じシーズンであり、シーズン終了に近づいているので、コンポーネントのマイレージの終わりに向かっている。大きなステップではあるが、彼らはそこに取り組んでいる」マクラーレンは、信頼性とパフォーマンスが不足したホンダのエンジンを捨てて、2018年からルノーのエンジンに切り替える。一方、トロ・ロッソはホンダをエンジンパートナーとして採用する。
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