マクラーレン・ホンダは、F1中国GPの予選でフェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンは16番手だった。フェルナンド・アロンソ (13番手)「今日はマシンの実力を最大限に引き出すことができたと思う。獣になった気分で、全力でプッシュした。午前中のFP3での厳しいパフォーマンスから考えると、難しい予選になると思っていた。ただ、実際の予選ではマシンのペースが少し上がったため、Q2進出を果たして予選13番手となった。これはうれしいサプライズだった」
「明日のレースは雨の予報だが、僕たちにとってはいい形に働くと思う。ドライコンディションでポイントを獲得するのは難しいけど、ウェットコンディションであれば、どんなことでも起こり得る。レースでは波乱が起こってくれることを願っている。このサーキットでは以前そういった状況で戦ったこともあるし、その経験を活かして、チャンスを掴みたい。もし雨が降れば、ファンの皆さんにとっては楽しいレースになりますし、 チャンスをものにできれば、僕たちにとっても楽しいレースになるはずだ」ストフェル・バンドーン (16番手)「今朝のフリー走行のあと、マシンにはいい感触を持っていた。ただ、残念ながらQ1でコースに出るまでに、思ったよりも時間がかかり、走行プログラムを急いで消化する必要があった。Q2進出のチャンスは確実にあると思っていたので、今日の結果は少し残念だ。昨日もっと多く走行できていれば、今日のセッションも違うものになっていたと思う。当然だが、コースをよく理解できていることが、走りに優位に働く。ただ、今朝はすぐにいいペースを掴むことができたので、明日もいい形で決勝に入れるのではないかと思っている。今日は、フェルナンドも僕もそれぞれの形でプッシュしていたので、マシンの実力を最大限に引き出すために、それぞれが違うことを試していた。理想的なセッションではなかったけど、ここで走行する1キロ、1キロが私にとっては貴重で、走行を重ねるごとに多くのことを学んでいる。昨日はウェット、今日はドライと、変化に富んだコンディションの中で走ってきたけど、全体としては、今週末は最初からかなりいい感触を得ている。昨日は、悪天候のためにショーとしては見応えのない一日だった。明日は再び雨予報だけど、ドライとウェットが入り混じった天候の方が、今の私たちにとっては有利になると思う。どんな展開になるか、明日のレースが楽しみだ。明日、本当に再度雨が降ったら波乱の展開になるだろうし、私たちにとってはチャンスになる。そうなったときにはその機会を逃すことなく、最大限に活かしたいと考えている」エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)「今日、フェルナンドはQ1で見事なラップを走行し、Q2進出を果たした。その後のQ2でも、再度いい走りをし、予選13番手を獲得した。自分たちが当初思い描いていた目標からするとすばらしい結果とは言えないが、ロングストレートがあるのであまりいい結果は期待できないという事前の懸念からすれば、それほど悪い結果ではない。対照的に、ストフェルは2週間前のメルボルンでの開幕戦と同様、再び不運に見舞われた。アントニオ・ジョヴィナッツィ(ザウバー)の最終コーナーでのクラッシュの影響で、イエローフラッグが出たために、自身のミスではない部分で妥協を強いられた。Q1での走行時間が予想外に短くなり、16番手のタイムのままセッションを終えることになった。もちろん確実なことは言えないが、今週末の彼のペースをみる限り、走行中にトラブルに巻き込まれていなければ、Q2進出のチャンスは十分にあったのではないかと思う。ストフェルにとっては、上海インターショナル・サーキットは初めてのサーキットで、まだ31周しか走行していない。それを考えると、予選でのパフォーマンスは本当にすばらしかった。明日の天気がどうなろうと、両ドライバーにとっては厳しいレースになると思うが、2人ともいつも通り全力で臨んでくれると思う」関連:F1中国GP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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