マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2015年の開幕4戦で起こった初期トラブルという点で“劇的な時期を乗り越えた”と語った。 シーズン開幕戦では2周遅れのフィニッシュだったマクラーレン・ホンダだが、第4戦F1バーレーンGPでは入賞まであとひとつのポジションまできた。
しかし、その進歩はまだ段階的で、ジェンソン・バトンは先週末を通して電気系のトラブルを解消できず、グリッドに着くことなくバーレーンを後にした。だが、エリック・ブーリエは、最も厄介な問題を乗り越えたことに満足している。F1バーレーンGPを終えて、チームの立ち位置は励みになったか聞かれたエリック・ブーリエは「ああ、そのようなところだ」とコメント。「1台のマシンにまだ問題があることは明らかだが、もう1台はほぼ週末をトラブルフリーで過ごしたので、その部分はは有望だ」「進歩が可能であることが見えているのは良いことだし、ポイント獲得までとわずかだ。望んいでいる位置からはいまだ程遠いが、ある意味、非常にドラマティックに見えたと思う。今はそのドラマティックな時期を乗り越え、進展している」 ホンダはスペインに向けてアップデートしたパワーユニットを用意しており、エリック・ブーリエは信頼性の改善が主要な焦点になると述べた。「信頼性のプログラムはまだ継続中だ。フェルナンドが2戦連続でトラブルに見舞われなかったのは良いことだ。だが、ジェンソンのマシンはまだ十分ではない」「信頼性のパッケージは多かれ少なかれ機能しているが、我々が希望するレベルには達していない。とは言え、プロジェクトの成熟度はまだ非常に浅い段階だ」
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