マクラーレンとホンダは新たに始まった協力体制を確固たるものにすべく懸命に取り組んでいる。 20年以上ぶりに再タッグを組んだマクラーレンとホンダは、大成功を収めた過去の栄光の次章として新たなチャレンジに挑んでいるが、メルボルンの開幕戦に続いてマレーシアでもスターティンググリッドは下位に沈んだ。
それでも、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、MP4-30が大幅に前進していると主張している。レーシングディレクターのエリック・ブーリエは「チームとしては仕上がりは90%だ。残りの10%はそれぞれが非常に異なる文化を持っているため、一体化するには時間が必要だ」と El Pais にコメント。 同紙は、その一例としてヘレスで行われた冬季の初回テストの出来事を挙げている。当時、マクラーレンのメカニックは、ホンダエンジンにオイルがないことに気づくまで2回もMP4-30を起動させていたという。 エリック・ブーリエは「ホンダはこちら側の人間の助けがもっと必要だと気づいた。エンジンそのものというよりは、それにまつわるあらゆることに関してだ」と述べた。 一方、マレーシアでは、フェルナンド・アロンソがフェラーリを離れたことを後悔しているに違いないと語られている。古巣フェラーリは、復調の兆しを見せつつあり、マレーシアではアロンソの後任としてフェラーリ入りしたセバスチャン・ベッテルが優勝を果たしている。 だが、フェルナンド・アロンソ「僕は我慢強い」とコメント。「(ホンダの)日本人の多くはF1初体験だ。だから、一緒に成長していく。僕はここに戻ってきたことにとても満足している。もう一度勝ちたければ何か違うことをやらなければならないことはわかっていた。メルセデスのやったことを真似るだけではなくね」