マクラーレンは、バルセロナテストでフェルナンド・アロンソがクラッシュを喫したマシンに何も不具合は見つからなかったとメルボルンで明らかにした。フェルナンド・アロンソは、クラッシュで脳震盪を起こしたとされ、2度目の脳震盪による「セカンド・インパクト症候群」に陥るリスクを避けるという理由で開幕戦を欠場している。
フェルナンド・アロンソは、2回目のプレシーズンテストが行われたバルセロナテストの最終日に20周を走行したあと、ウォールにクラッシュ。鎮静剤を投与され、ヘリコプターで病院に搬送された。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソがコックピットで感電したとの噂をすでに否定している。また、フェルナンド・アロンソの意識が回復した際、記憶が13歳の頃に戻っていたとの報道もある。しかし、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソが再来週のマレーシアGPで走るために順調に回復していると述べた。「医師によって推奨された通常のプロセスは、数日間自宅で休むということだった。それが彼がしていることだ」とエリック・ブーリエはコメント。「彼は回復およびトレーニングプログラムに沿って再び訓練していかなければならない。現在、彼がマレーシアに準備ができるかどうかの決定は医師とFIAに委ねられている」エリック・ブーリエは、クラッシュしたクルマでテストが実施されたが、技術的な不具合は見つからなかったと述べた。「我々の第一の懸念は、医師による看護を受けているフェルナンドだった。私が知る限り、彼の医師以外に誰も彼の医療ファイルにアクセスしていない」「技術的に我々はクルマにあらゆる調査を実施し、FIAに対しても非常に透明だ」「これまで我々が実施したすべてで、不具合や事故を暗示するものは見つけられなかった」「なので、我々はまださらなる調査を行っているが、FIAにレポートを提出し、FIAと働いている。これ以上言えることはない」