マクラーレンは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが3位、ルイス・ハミルトンはギアボックストラブルでリタイアだった。マクラーレンは、497ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権2位でシーズンを終了。ドライバーズ選手権では、ジェンソン・バトンが270ポイントを獲得して2位、ルイス・ハミルトンは227ポイントで5位だった。
ジェンソン・バトン (3位)「ここではソフトタイヤをうまく機能させることができなかった。どのセットでもデグラデーションが酷かったので、最後の2つのスティントでプライムを2セット走らせることに決めた。プライムでのペースは素晴らしかった。2セット使って、本当にいいバランスとグリップを見つけることができた。レース序盤にフェルナンド(・アロンソ)に抜かれたのは残念だった。ターン5の立ち上がりでコース上にたくさんのデブリが散らばっているのが見えた。それが何だったのかは分からないけど、踏みたくはなかったし、フェルナンドがいたので左に寄ることができなかった。それで引かなければならず、後ろに下がってしまった。その後フェルナンドに簡単に抜かれてしまった。でも、プライムはとてもうまく機能していてので、最終スティントでフェルナンドを追いつめて、ターン3で抜くことができた。理想的にはターン1で抜きたかった。DRSを使わずに抜く方が楽しいからね。でも、ストレートをうまく走ってターン3の立ち上げリで彼を抜くことにした。今日は全力を尽くしたし、表彰台は1年を締めくくるには最高の結果だ。今シーズンは19戦で12回表彰台に上った。そして信頼性のトラブルで2戦をリタイアした。全体的に見て、僕たちにとって安定した良いシーズンだった。今年の戦いからたくさんのポジティブなことが得られた。力強い冬を過ごして、開幕戦から戦っていきたい。僕たちはもう少し力強くシーズンを始めなければならなかった。それが全てだし、それが僕たちが目標にしていることだ。2012年はもっとレッドブルを苦しめたい。最後に、チーム全員に心からお礼を言いたい。僕たちは今年一緒に本当に成長した。もう僕はボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・ファミリーの一員だと感じている。僕たちの組織には熱い情熱が溢れている。このチームの一員であることを誇りに思っている」ルイス・ハミルトン (リタイア)「スタートではいかなるトラブルも避けたかった。それでフェルナンド(・アロンソ)にポジションを奪われてしまった。そのあとはまずまずのペースで走れたし、ギアボックスのトラブルに見舞われるまでフェルナンドとジェンソンについていけた。かなり序盤に症状が出ていた。1速と2速に問題を抱えていて、大きくタイムを失っていったし、フェルナンドとジェンソンに離されてしまった。問題によってきれいにギヤシフトを行うことがきなかった。そして7速を失い、すべてが駄目になった。もちろん、このようなカタチででシーズンを終えたくはなかったけど、それほど悪くはなかった。走っている間はレースを楽しめた。フェリペにチャレンジしていたし、彼を抜きたかったけど、ギヤボックスの故障で止まらなければならなかった。長い1年だったし、チームには心から感謝したい。彼らは決して諦めなかったし、シーズンを通して本当に頑張ってくれた。最終的には望んでいた結果は得られなかったけれど、素晴らしい瞬間は何度かあった。来年はアタックする。2012年は僕の年だ」関連:・F1ブラジルGP 結果:マーク・ウェバーが今季初優勝!可夢偉9位!・2011年 F1ポイントランキング