フェラーリは、2014年のドライバー決定を目前に控えているが、フェリペ・マッサは、フェラーリは自分が何を提供できるかをわかってくれていると自信を持っている。フェラーリのルカ・ディ・モンテザーモロ会長は“モンツァの直後”に2014年のドライバーを決定すると述べているが、フェリペ・マッサがフェラーリとの9シーズン目を迎えられるかどうかは不確かな状態となっている。
フェリペ・マッサは、2014年もフェラーリに残留するために戦っているが、ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェリペ・マッサは検討中の何名かのドライバーのひとりに過ぎないと認めている。「モンテザーモロは僕のことを100%知っているし、僕に何ができるか、僕の才能、僕がこれまでチームのためにしてきたことをわかっている」とフェリペ・マッサはコメント。「彼は新しい規約を経験する来年がどれくらい重要かをわかっている。誰にとっても全てがゼロからのスタートだ」フェリペ・マッサはF1イタリアGPを4位でフィニッシュ。フェラーリは、フェリペ・マッサにモンツァで力強い結果を求めていたが、いずれにせよ、それが違いを生むことにはならないとフェリペ・マッサは考えている。フェリペ・マッサは、他チームも自分に興味を持っていることをほのめかした。「今回のレースが最も重要だとは思っていない。自分に何ができるかは十分に示してきた」「僕がチームにどのように働くかを示してきた。でも、他チームにも十分にそれを示せたと思う」スタートで2位にポジションを上げたフェリペ・マッサは、フェルナンド・アロンソにポジションを譲ったあと、そのまま3位でのフィニッシュを目指していた。だが、マーク・ウェバーにピットストップでアンダーカットされ、4位でフィニッシュすることになった。フェリペ・マッサは、マーク・ウェバーと同じラップでピットストップをしなかったことで表彰台が犠牲になったと考えている。「他のクルマと戦っているとき、通常であれば、後ろのクルマの方が1周早くピットストップを行う」「でも、僕たちは、それを予想し、彼を先にストップさせないという戦略において良い仕事ができなかったのかもしれない。あれはミスだった」