2018年 マカオGP FIA F3ワールドカップの決勝レースが11月18日(日)に行われ、ダニエル・ティクトゥム(Motopark Academy)が優勝。マカオGP2連覇を達成した。マカオGPは、欧州や日本など世界各地で行われているF3シリーズのランキング上位者が、マカオ市街地のコースで戦う伝統のレース。過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらが優勝しており、日本人ドライバーでは、2001年に佐藤琢磨、2009年に国本京佑が優勝を成し遂げている。
伝統ある一戦であるマカオグランプリのなかでも、世界各国のF3ドライバーが参加し世界一を競うFIA F3ワールドカップは、数多くの日本人ドライバーが挑んでおり、今シーズンも9名のドライバーが参戦している。レースは、オープングラップでポールポジションのダニエル・ティクトゥム(Motopark Academy)が首位をキープ。だが、佐藤万璃音(Motopark Academy)がリスボアでクラッシュ。その後も同じコーナーで接触があり、セーフティカーが導入される。レースは4周目から再開。だが、またもリスボサでクラッシュが発生。坪井翔(TOM'S)がクラッシュ。さらに女性ドライバーのソフィア・フローシュ((Van Amersfoot Racing)がガードレールを超えてフェンスをクラッシュする大事故で赤旗中断となる。約1時間の中断を経てセーフティカー先導で2周を走行した後、残り9周からレースは再開。ダニエル・ティクトゥムが好スタートを決めてレースを広げていく。赤旗中断によって15周のレースは、時間制限によるレースに変更。残り9分でエナーム・アーメド(Hitech GP)のクラッシュによりセーフティカーが導入。残り6分でのリスタートでもダニエル・ティクトゥムは好スタートを決めてトップをキープ。ファイナルラップかと思われた瞬間、レースが再び15周に変更となるという珍事もああるつつ、ダニエル・ティクトゥムがトップでチェッカー。昨年に続いてマカオGP2連覇を達成した。ダニエル・ティクトゥムには5点のF1スーパーライセンスポイントが付与される。2位にはジョエル・エリクソンが続いてMotoparkが1-2フィニッシュ。3位にはサッシャ・フェネストラス(Carlin)が続いた。ミック・シューマッハ(SIM Theodore Racing by PREMA)は5位でフィニッシュ。日本人最高位は宮田莉朋(TOM'S)の14位。関口雄飛(B-MAX Racing Team)が15位、大湯都史樹(TODA)が17位、片山義章(Carlin)が18位、阪口晴南(戸田TODA)が19位、DRAGONが20位、坪井翔(TOM'S)、笹原右京(Threebond Racing)、佐藤万璃音(Motopark Academy)はリタイアでレースを終えた。2018 FIA FORMULA 3 WORLD CUP 決勝レース 結果順位Noドライバーチーム11ダニエル・ティクトゥムMotopark Academy 22ジョエル・エリクソンMotopark Academy319サッシャ・フェネストラスCarlin430ジェイク・ヒューズHitech GP59ミック・シューマッハSIM Theodore Racing by PREMA610ラルフ・アーロンSIM Theodore Racing by PREMA73ユーリ・ビップスMotopark Academy818カラム・アイロットCarlin911マーカス・アームストロングSIM Theodore Racing by PREMA1012ロバート・シュワルツマンSIM Theodore Racing by PREMA115フェルディナンド・ハプスブルクMotopark Academy128周冠宇SIM Theodore Racing by PREMA1317ユアン・ダルバラCarlin1432宮田莉朋TOM'S1515関口雄飛B-MAX Racing Team1626フレデリック・ベスティVan Amersfoot Racing1722大湯都史樹TODA1820片山義章Carlin1921阪口晴南TODA2033DRAGONB-MAX Racing Team2129エナーム・アーメドHitech GP2231坪井翔TOM'S2325ソフィア・フローシュVan Amersfoot Racing2427笹原右京Threebond Racing 2416アレックス・パロウB-MAX Racing Team256佐藤万璃音Motopark Academy2628レオン・ホンチオHitech GP2723キーファン・アンドレスVan Amersfoot Racing 関連:【動画】 マカオGP FIA F3:ソフィア・フローシュが大クラッシュ
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