ロータスとルノーは買収話をまとめるために“全力”で取り組んでいるという。ルノーは、9月末にロータスF1チームを買収することで基本合意書に調印したが、以降、買収話がどうなっているのか公にされた情報は少ない。ロータスのCEOを務めるマシュー・カーターは、状況は順調に進んでいると主張し、契約に向けて“極めて高い”自信を示した。
マシュー・カーターは「ルノーは基本合意書を発行しており、舞台裏ではルノーとロータスの幹部が契約締結に向けて全力で取り組んでいる」F1公式サイトに述べた。「いろいろと進んではいるものの、何かと時間がかかるものだ。契約がまとめることには自信を持っているが、先ほど申し上げた通り、それまでには時間が必要だ」また、ロータスは2014年に失望のシーズンを過ごした後、今年からメルセデスのパワーユニットを搭載している。マシュー・カーターは、ルノーとn契約がまだ締結されていないことを踏まえ、2016年もグリッドに並べるようメルセデスの協力も得つつ、不測の事態に備えた対策を用意していると認めた。 「来年のエンジンに関しては2つの選択肢がある。メルセデスでいくか、ルノーでいくかだ。その道に沿って進んでいる」とマシュー・カーターはコメント。「来年のマシンは2つのデザインを用意しており、どちらのオプションでもいけるようにプッシュしている」「ビジネスでは何が起きてもおかしくないとわかっているし、書類にサインしない限りは契約が結ばれないこともわかっている。ただ、(ルノーとの話がまとまる)自信は極めて高い!」 2016年にメルセデスエンジンを搭載する可能性についてさらに詳しく質問されたマシュー・カーターは「2016年シーズンにメルセデスエンジンでいくというのは可能性が低いオプションだ。また、もしそうなったとして、ルノーの契約が均一だと感じたことを意味する。とはいえ、私は来年にルノーエンジンを載せると強く思っている」とコメント。さらに、マシュー・カーターは、今回の契約でルノーがチームの経営支配権を所有することになるだろうとも明かした。 チーム名からロータスを外すのかと質問されたマシュー・カーターは「もしルノーとの契約がうまくいけば、イエスだ。そうなればチームはロータスとは呼ばれなくなり、その名前はF1からなくなる」とコメント。「現時点で我々はロータスの名義を使用するライセンスを有しているが、そのライセンスが失効することになる。つまり、他の誰かが使おうと思えば使えるということだ!」
全文を読む