F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2027年シーズンからスプリントレースの開催数を拡大する方針を明らかにした。現在は年間6戦で実施されているが、2027年は9戦から10戦程度まで増える可能性が高まっている。ドメニカリCEOは、正式な開催数や開催地については2027年カレンダーの発表とあわせて公表すると説明し、「まもなく発表する」と予告した。
スプリント拡大を正式に示唆イギリスGPが開催されたシルバーストンでSky Sportsの取材に応じたドメニカリCEOは、スプリント導入当初は懐疑的な意見が多かったと振り返りながら、その成功に自信を示した。「導入当初を思い返せば、多くの人が私たちの取り組みに懐疑的だった」「しかし、私たちには大胆であり、新しい発想に挑戦する責任がある」「その効果はすでに表れている。シルバーストンでは金曜日だけで15万人の観客が訪れた。その人たちにコース上で何も起きない時間を提供するのは間違いだった」「だからこそ、スプリントは進むべき方向だと考えている」さらにドメニカリCEOは、「将来に向けてスプリントを増やす準備を進めている。2027年カレンダーを発表する際に明らかになる。楽しみにしていてほしい」と語り、開催数の増加を正式に認めた。2027年は年間9〜10戦の可能性現在F1では年間6回のスプリントを実施しているが、Sky Sportsなどの報道では2027年には9戦から10戦へ拡大する案が有力視されている。スプリントは2021年に年間3戦でスタートし、2023年から現在の6戦体制となった。2026年は中国、マイアミ、カナダ、イギリスで開催済みで、今後はオランダとシンガポールで実施される予定となっている。スプリント週末では通常のグランプリとは異なり、金曜日はフリー走行1回のみ実施され、その後にスプリント予選を開催。土曜日は100kmのスプリントレースとグランプリ予選が行われ、日曜日に決勝レースを迎えるフォーマットとなっている。開催数が9〜10戦へ拡大すれば、年間カレンダーのおよそ半数がスプリント形式となる見通しだ。2027年カレンダーもまもなく発表へドメニカリCEOは2027年のF1カレンダーについても「非常に近いうちに発表する」と明言した。2027年はポルトガルGP(ポルティマオ)の復活に加え、トルコGP(イスタンブール)の復帰が有力視されている一方、オランダGP(ザントフォールト)は2026年限りで開催を終了する予定。また、スペインGPのバルセロナは2028年以降、ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)との隔年開催へ移行するとみられている。また、今週にはモンツァが2027年から3年間にわたりスプリント開催地となることも発表されており、F1はスプリントレースを今後さらに重要な興行コンテンツとして位置付ける方針を鮮明にしている。2027年は新たな開催地の追加に加え、スプリントレースの大幅な拡大によって週末フォーマットも大きく変化するシーズンとなりそうだ。正式な開催数や開催地は、近日中に発表される2027年カレンダーで明らかになる見込みである。