リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、マイアミグランプリのF1スプリントで今季初のポイント獲得を目前にしていたが、レース後の裁定により順位を落とし、悔しい結果となった。スプリントレースで8位でチェッカーを受けたローソンは、本来であれば1ポイントを獲得するはずだった。しかし、レース中のターン12でフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)をコンクリートバリアに押しやる形となった接触が審議対象となり、スチュワードは彼に5秒加算のタイムペナルティを科した。
この裁定によりローソンは最終結果で13位に後退し、ポイント圏外に落ちた。さらにグランプリ本戦のグリッドも15番手と振るわず、チームは予選中のバッテリートラブルが影響したことを明かしている。チームメイトのアイザック・ハジャーが11番手と健闘した中での結果となった。「ポイントを取れていれば、それに越したことはなかった。でも、もうどうにもならない」とローソンはメディアに対して語った。「(ペナルティが妥当だったかは)僕の判断じゃない。納得しているわけじゃないけど、決めるのは僕じゃないからね」予選中の技術的トラブルについても、ローソンは不満をあらわにした。「走行中にパワーが落ちていくのを感じた。ずっと対処しながら走っていたけど、何が問題なのかはまだ分かっていない。せっかくマシンのバランスは良くなっていたのに、残念だ」とはいえ、スプリントで見せた好走には一定の手応えを感じており、「スプリントでは力強い走りができた。またチャレンジするよ」と前を向いた。
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