BMWは、2018年にル・マン24時間レースに復帰することを発表した。BMWは、IMSAスポーツカー選手権に参戦する既存のM6 GT LMをWECとIMSAの両方に参戦できるGTEカーに入れ替える。BMWがWECとして生まれ変わったシリーズに参戦するのは初めてとなり、ル・マン24時間レースは2011年以来の参戦となる。
BMWは、WECの前身であるインターコンチネンタル・ル・マン・カップのプログラムの一環として、2010年と2011年にM3 GT2でル・マン24時間レースに参戦していた。ル・マン24時間レースへの復帰は、アンドレッティ・フォーミュラEチームとのパートナーシップ、DTMへの参戦継続を含めたBMWのモータースポーツ活動の“戦略的な再編成”として発表された。WECへの参戦は、GT4カテゴリーへのM4の導入を含めたGTレーシングへの新たなコミットメントの一部となる。BMWのモータースポーツ責任者イェンス・マルクヮルトは「2018年シーズンからスタートし、我々はGTレーシングでの活動をさらに拡張し、IMSAスポーツカー選手権と同様にWECへの参戦を望んでいる」とコメント。「WECの順調な発展ぶりは、GTレースに大きな将来があることを確信させている」GTレーシングは“カスタマー用レース分野のさらなる拡大へのモチベーション”を提供するとイェンス・マルクヮルトは続けた。「我々のレンジは、すでにBMW M6 GT3の成功によって先導されている」とイェンス・マルクヮルトは説明。「2018年、我々はGT4クラスでもBMW M4 GT4で参戦する。現在、ちょっとしたブームを経験している」BMWは、IMSAに参戦するM6 GT LMの代わりとなるマシンの詳細はまだ発表していない。M6 GT3のアップグレード版で参戦するためには、IMSAとGTル・マンのBMWのライバルによって許可されなければならないが、それだとWECへの参戦資格はなくなる。選択肢として、5シリーズ、6シリーズ、7シリーズで使われる共通プラットフォームをベーストとしたMブランドのマシン、またトヨタと共同開発されているZ5が考えられる。
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