ランド・ノリスは、2026年F1第11戦ハンガリーGPの予選でルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢を僅差で破り、今季初のポールポジションを獲得した。マクラーレンにとっても2026年シーズン初のポールとなったが、ノリスはQ3での自身のラップを「ベストではなかった」と振り返り、速さを見せていたフェラーリ勢を上回れたことに「うれしい驚き」を感じていると語った。
フェラーリ勢を0.012秒差で逆転土曜日のフリー走行3回目でトップタイムを記録したノリスは、タイトでツイスティなハンガロリンクでポールポジションを争う有力候補のひとりだった。マクラーレンが投入したアップグレードも、MCL40のパフォーマンス向上につながったとみられている。Q3最初のアタックを終えた段階では、フェラーリのハミルトンがトップに立っていた。しかし、ハミルトンとチームメイトのルクレールはいずれも最後のアタックでタイムを更新できなかった。そのチャンスを生かしたノリスは、最終アタックでハミルトンを0.012秒上回り、ポールポジションを獲得した。「本当に、本当にうれしい。トップに戻れてとてもうれしいよ」ノリスは予選後、今季初ポールの喜びを次のように語った。「とても難しい予選だった。もちろん、ここにいるフェラーリのふたりはとても速かった。週末を通してずっと僅差だった」「最初のラップから僕たちは速そうだった。いくつかアップグレードを持ち込んだけど、それがラップタイムにどれくらい貢献しているのかを判断するのは難しい。それでも、今日は間違いなく助けになった」「トップに戻れて本当にうれしい。特にポールポジションが重要になるサーキットだからね」「Q3のラップはベストではなかった」ノリスは土曜日を通してマシンに自信を持っていた一方で、Q3で記録した2周はいずれも完璧ではなかったと明かした。「正直に言えば、今日は一日を通して自信があった。Q3での僕のラップはベストではなかったし、最後のラップさえそうだった。だから、トップに立てたことにはうれしい驚きを感じている」「僕たちはいい仕事をしてきたし、マシンの感触も良かった。僕自身も自信を持てていた。最後のラップでは確かに少し強くプッシュした。うまくいった部分もあれば、そうでなかった部分もあったけど、重要なのは最終的にやり遂げたということだ」「チームのためにも本当にうれしい。懸命に働いてくれたみんなに心から感謝している。そして、明日にはもうひとつ大きな仕事が待っている」ノリスにとって今回のポールポジションは、マクラーレンが今季進めてきた開発の成果を示すものでもある。低速から中速コーナーが連続するハンガロリンクでフェラーリを上回ったことは、アップグレードによってマシンの競争力が高まっている可能性を示している。決勝ではフェラーリのスタートとタイヤ戦略を警戒ノリスは決勝でポールポジションを今季初優勝につなげることを目指す。ただし、スタートに強く、シーズンを通して速さを示してきたフェラーリ勢との戦いは簡単ではないと警戒している。「もちろん、僕が一番いいポジションにいる。でも、フェラーリのふたりはスタートがいいし、今季を通して速かった。厳しいレースになると思っている」フェラーリ勢はQ1をミディアムタイヤで通過しており、ソフトタイヤを温存している可能性がある。ノリスは、そのタイヤ配分が決勝の戦略に影響する可能性にも注目した。「彼らはQ1をミディアムで走っていたから、明日どのタイヤでスタートするのかは興味深い。いくつかの面では、彼らの方が少し有利なポジションにいる可能性もある」「それでも、今日は僕たちがやるべき仕事をやり遂げた。そのことには満足している。今夜は明日に向けて可能な限り最高の準備をする」ノリスとマクラーレンは今季初のポールポジションを獲得し、決勝での初勝利に向けて最前列を確保した。ただし、わずか0.012秒差だったフェラーリ勢のレースペースやタイヤ戦略を考えれば、ハンガリーGP決勝ではスタート直後から緊迫した首位争いが展開されることになりそうだ。