ランド・ノリス(マクラーレン)は2026年F1カナダGP決勝をリタイアで終えた。雨予報を受けてインターミディエイトでスタートしたマクラーレンの賭けは裏目に出て、ノリスは一時首位に立ちながらも早期ピットインを強いられた。その後も信頼性への懸念で2度目のピットストップを行い、追い上げに入ったところでギアボックス系とみられる問題を訴えてリタイア。ノリスは苦しい一戦を振り返りつつ、メルセデス勢と戦えたことを前向きな材料として受け止めた。
1%の天候判断が明暗を分けたマクラーレンの賭け「雨があと1%こちらに傾いていれば、僕にはかなり合っていたと思う」とノリスはコメント。「でもそうはならず、たぶん1%逆の方向に行った。こういうことを読むのは本当に難しい」「もちろん、1周目に関しては悪い判断ではなかった。ある意味では機能した。でも同時に……間違った判断だった。だからそれを受け入れて、次にもっと良い判断をするために、手元にあった情報から何を使えるかを学ばなければならない」一時首位も早期ピットで後退ノリスはスタートで好加速を見せ、メルセデス勢をかわして首位に浮上した。しかし、路面状況はインターミディエイト向きにはならず、数周以内にスリックタイヤへ交換するためピットイン。これにより大きく順位を落とした。さらに信頼性への懸念から2度目のピットストップを余儀なくされ、リカバリーの流れは断ち切られた。終盤に再びポジションを上げようとしていたところで、ノリスはマシンの問題を訴えてレースを終えた。「苦しみから解放された」リタイアの本音「でも、僕自身もかなり強くその選択を推した。だから受け止めるしかないし、その後はレースを最大限にしようとした」「でもいくつか問題があって、最後には故障でリタイアすることになった。だから、ある意味では苦しみから解放された形だった」メルセデスと戦えたことが示したマクラーレンの現在地「ポジティブだ」とノリスは週末全体についてコメント。「今すぐポジティブなことだけを見るのは難しいけど、僕は前向きだった。マシンはよく機能していた」「それでも、特に今日のような寒いコンディションでは、時々ひどく運転しづらいマシンに感じた。でも、それはおそらく他のみんなも似たようなものだったと思う」「それでも僕たちはポジティブな部分を持ち帰らなければならないし、その材料はたくさんあった。僕たちはメルセデスと戦っていた」「彼らに良い戦いを挑んでいたのは僕たちだった。他には誰もできなかった。だから、その良い部分を持ち帰り、次に向けて何を改善できるかを学ぶ必要がある。改善できることはたくさんあるし、僕はまだ未来にワクワクしている」