ランド・ノリスは、F1スペインGPの終盤に起きたマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの接触について、「まるでマリオカートみたいだ」と冗談を飛ばした。マクラーレンの2人はバルセロナで1-2フィニッシュを達成し、オスカー・ピアストリがチームメイトのノリスを抑えてトップチェッカーを受けた。
この2人は、シャルル・ルクレールやジョージ・ラッセルとの接触により苦戦したフェルスタッペンから抜け出すことに成功していた。フェルスタッペンは、ラッセルに押し出されたと感じて不満を募らせたが、チームからはポジションを譲るように指示が出された。ターン5では、いったんポジションを譲るような素振りを見せたフェルスタッペンだったが、その直後にラッセルと接触。緊張感のあるホイール・トゥ・ホイールの場面となった。レース後、表彰台前のクールダウンルームでは、トップ3のドライバーたちがこのインシデントのリプレイを確認していた。その際、ノリスは他のドライバーたちに向かって「これやったことある…マリオカートでね」と茶化したコメントを口にした。レース後のドライバー記者会見でも、マクラーレンの2人はフェルスタッペンとラッセルの一件について、控えめなコメントにとどめたが、ノリスは冗談めかしてピアストリに話を振った。「オスカーが面白い意見を持ってるって聞いたから、彼に全部任せるよ」とノリスはメディアに語った。ピアストリは、まだ状況を完全には把握していないと認めた。「チームメイトと一緒にいるのは楽しいよ。でも正直言って、あの場面の前後関係はまだちゃんとわかってないんだ」とピアストリは答えた。「ちょっと変な感じだったね。マックスがポジションを譲ってるのかと思った」続けてピアストリは、依然としてその場面の理解に苦しんでいることを明かした。「何が起きたのか、本当によくわからない。誤解があったのか、それともブレーキを踏まなかったのか…」「よくわからないけど、あれは小さな接触ではなかったよね。あまり詳しくは言えないけど、見た感じではあまり良いものではなかった」するとノリスは、さらに茶目っ気を出してチームメイトを軽くイジった。「彼がさっき言ってたこととはちょっと違うけどね」とノリスは付け加えた。「まあ、何があったのか自分にはまだよくわからない。マックスが何を言ったのかも、ジョージがどう言ってるのかも聞いてないから、いまの段階でコメントすることではないと思う」