マクラーレンのF1ドライバーを務めるランド・ノリスは、FIAがヘルメットのデザイン変更の禁止を廃止したことを受け、2020年のF1世界選手権のすべてのレースで1回限りのヘルメットを使用することを計画している。2015年以降、F1の競技規則ではF1ドライバーが“実質的に同じ色合い”のヘルメットを着用することが義務付けられ、毎年1回限りの変更しか認められていなかったが、今年からそのルールは廃止される。
ランド・ノリスは、キャリアを通してヘルメットとレーススーツのデザインに大きな関心を寄せているが、昨シーズンまではブルーとイエローの配色に限定していた。昨年のF1イタリアGPでは、許可された1回の変更を利用して、MotoGPスターのバレンティーノ・ロッシのデザインを用いて敬意を表した。F1ヘルメットのルール変更をどのように生かすつもりかと質問されたランド・ノリスは「今年について最高のことの1つだね」とコメント。「できればレースごとに新しいスペシャルを用意してみたいと思っている」「家の壁にすべてを飾っている。それらをかぶったすべてのレースを覚えているし、それらには何かがある」「これからはもう少しそこに混ぜることができる。もっと誇張されたデザインにできるし、もっとカスタム化して、カラフルなものとかを作ることができる」「それでもこれまでと同じコンセプトを維持していくつもりだ。やっぱりそれが僕だからね。でも、その周りでどんなことができるか、カラーやスキームなど、各レースで国などにもう少し特化したものにできればいいなと思っている。彼らがやってきたことは素晴らしいことからね。そうしたいと思っている。」ランド・ノリスは、中止となったF1オーストラリアGPのために特別なヘルメットをデザインをするのは“時間的に少しきつかった”ので、カンガルーを追加することを選んだと語った。「トップにカンガルーがいて、背景には少し夕日があった」とランド・ノリスは語った。「そういったことはこれまであまりやってことなったけど、今後のレースでは、もう少し組み合わせてみるつもりでだ」多くのドライバーがF1オーストラリアGP向けにデザインを微調整していた。メルセデスのバルテリ・ボッタスはヘルメットの後ろにDabbing Koala Bearというコアラのキャラクターを追加していた。バルテリ・ボッタスのデザインについて知らされたランド・ノリスは答えました:「もうDabbing Koala Bearは古いよ! 彼は流行に遅れないようにする必要があるね」と語った。