ランス・ストロール(アストンマーティン)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で6番手を獲得。チームメイトのフェルナンド・アロンソと並んで第3列グリッドを確保し、今季ベストの予選結果を手にした。ここまでの週末はセットアップ調整に苦しみながらも、予選ではQ1から着実に改善を重ね、Q3では風の変化にも動じずに力強いラップをまとめた。2台揃ってQ3入りを果たしたアストンマーティンにとって、今季最も明るい予選内容となった。
「今日はすべてがうまく噛み合った予選だった」とストロールはコメント。「正直、FP1やFP2ではまだ満足できていなかったけど、セッションごとにマシンの感触が良くなっていって、予選では一番いい状態に持ってこられた。Q3のラップは自分としてもすごく納得のいく内容だったし、あのラップを最後に出せたのは嬉しい」「風が強くて、コーナーによっては前の周と感触が全然違っていた。でもその変化にも対応できたし、フェルナンドと一緒に3列目を取れたのは、チームとしてもすごくポジティブなことだと思う。明日はまずスタートをしっかり決めて、ポイント争いをしっかり戦っていきたい」チーム代表のマイク・クラックも、ストロールの集中力と修正能力を称賛した。「ランスは予選に向けて非常に良いアプローチを取っていた。フリー走行ではまだ完璧とは言えないセットアップだったが、データとフィードバックをもとに正しい方向に調整できた」とクラックは語った。「Q3のラップは非常に正確で、風の変化にもしっかり対応できていた。彼がこの週末に見せている集中力と一貫性には満足している。明日は2台でポイント圏内をキープしながら、戦況次第ではさらに上を狙っていく」Q:金曜に速くても週末にかけて失速することが多かった中、今回はそれを維持できましたね。驚きや嬉しさはありますか?ランス・ストロール:どうだろうね。今週末はずっとクルマがいい感じのウィンドウに入ってたし、予選でもそのままだった。すごく気持ちよく走れたよ。本当に、週末を通してずっとクルマの感触がよくて、走っていて楽しかった。Q:自身のベストラップについて、もっと引き出せた部分はあったと思いますか?ランス・ストロール:うーん、どのラップでも「もう少しここで」とかって言えることはあると思うけどね。すごく僅差だったし、ポールまで0.1秒差だから、まあ全体的に気持ちよく走れたセッションだったし、チームにとっても素晴らしい結果になったと思う。