ロバート・クビサが、応援してくれているファンにむけてメッセージを送るとともに、現在の状況についてインタビューに応えた。「皆さん、こんにちは。僕はここにいるよ。連絡が遅くなったことは申し訳ないけど、ポジティブなニュースをみんなに共有できるまで待ちたかったんだ」とロバート・クビサはコメント。
「まずなにより、2月のイタリアでの事故以来、信じられないくらい応援してくれたファンのみんなに感謝したい。手紙や様々な贈り物に文字通り埋没していたし、その流れはまだ失速していないようだ」「また、僕がいる困難な状況のために彼らの想いをいろいろな方法で示してくれたF1界のみんなにも感謝したい」ロバート、事故からの10週間あまり経ちましたが、気分はいかがですか?今はずっと気分が良くなっているよ。僕の回復は正しい方向に向かっている。体力や体重は日に日に増えているし、その結果まもなくサンタコロナ病院を退院する予定だ。退院の正確な日程は?まだ正確な日付はないけど、10日以内に退院できることを期待している。手の怪我に関して、現在の機動性はいかがですか?手の機動性は制限されているけど、このような状況ではかなり普通のことだよ。動かしていない期間が長いので腕の筋肉の結合はまだとても弱いんだ。状況は日々良くなっているよ。リハビリプログラムについて少しお話していただけますか?退院したらすぐに短い休みのためにモナコの自宅に向かう予定だ。そのあとイタリアのセッカレッリ医師の施設に移動して、より深いリハビリプログラムと予備段階のソフトなトレーニングプログラムを始める。2つのプログラムは、僕の回復のスピードに基づいて徐々にクロスオーバーしていく。ファンからは驚くべきリアクションがありましたね。その反応はあなたの回復のためにどれくらい助けになりましたか?圧倒的だったと認めなければならないね。そうだね、とても助けになったよ。こんなにも多くのファンが僕を応援してくれていたとはあまり実感していなかったんだ。とても嬉しいし、復帰したときは、彼らに完全にベストなものを与えることを約束するよ。チームとは定期的に連絡を取り合っていましたか?もちろん。特にシーズンがスタートしてからは、レース週末に何が起きていたかエンジニアと連絡を取っている。彼らがレースレポートを送ってくれるので、まるでトラックにいるように最新データや完全な情報を保てている。エリック・ブーリエともコンスタントに連絡をとっているし、僕の全体的な情報を共有している。今年のこれまでのレースは全て観ていますか? これまでの新しいシーズン、ロータス・ルノーGPのパフォーマンスはいかがですか?観ているよ。力強いシーズンスタートだったことは間違いないね。マシンのポテンシャルはすでに2月のバレンシアテストで気付いていたし、それが確認されたと思う。いつものように、今このパフォーマンスレベルを維持するためには、エンストンで行われている開発が、コンスタントなアップデートを作り続けることが重要だ。みんながこのマシンに素晴らしい仕事をしてきたし、彼らが改善を続けていくと確信しているよ。最後に、F1界であなたを応援してくれているみんなにどのようなメッセージを送りたいですか?現在僕はそこにいないけど、F1ショーを楽しみ続けて欲しいね。僕は、できる限り強くなって復活するためにこの困難な経験を生かしていきたい。