ケビン・マグヌッセンは、F1マイアミGPのスプリントレースで受けた4つのペナルティはすべて、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを助けるための 「愚かな戦術 」だったと認めた。ハースF1チームのドライバーであるマグヌッセンは、スプリントレース終了後に4つのタイムペナルティを受け、10位から最下位の18位に降格となった。
ルイス・ハミルトンとのバトル中にトラックを離れてアドバンテージを得たとして10秒のペナルティが3回、トラックリミットを4回超えたとして5秒のペナルティが科された。これでマグヌッセンのペナルティは合計35秒となった。ハースのチームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグは7位でフィニッシュし、チームとして2ポイントを獲得した。マグヌッセンは、シーズン序盤にジェッダで行われたサウジアラビアGPと同様、ヒュルケンベルグを前に出すために車列から守ろうとしたと説明した。「すべてのペナルティは当然のものだった。それは間違いない。けれど、僕はまたゲームをしなければならなかった」とマグヌッセンはスプリントレース後にSkyに語った。「レース序盤、僕はニコの後ろのとても良い位置にいた。レース序盤はポジションを上げて8番手まで上がった。ニコのDRSもあり、ルイスからうまく守ったいたし、ペースも良かった」「でも、その後、ニコがシケインをカットしてしまったことで、僕はDRSを失ってしまった。 ニコは僕にDRSを返すことができたはずだ。 そうすれば僕たちは簡単に7位と8位になれたはずだからね。その代わり、僕はルイスにとても弱かったし、狂ったように彼と戦い始めました。」マグヌッセンは、このスプリントレースを通して、あのようなレースをすることに喜びを感じなかったと認めた。「ジェッダでやったようなギャップを作り、愚かな戦術を使わなければならなかったけど、そんなことはやりたくない」とマグヌッセンは語った。「でも、最終的にはチームプレーヤーとして自分の仕事をしたし、ニコがポイントを獲得したのは、僕が彼のためにギャップを作ったからであり、ルイスと角田は彼を捕まえることができなかった。まったく僕の好きなレースのやり方ではないけれど、今日は仕方なかったんだ」マグヌッセンはペナルティの結果、スーパーライセンスのペナルティポイントを受ける可能性が高い。現在5ポイントで、自動レース禁止となる12ポイントまであと半分に迫っている。
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