トヨタは19日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで、2009年の公式のテスト走行を開始。残念ながら、午後を中心に、風と雨がテストプログラムの妨げることとなってしまったが、小林可夢偉が、新型車TF109のサーキット走行を行った。前日の18日にも、トラブルもなく順調にTF109を走らせた小林は、新型車のパフォーマンスを確かめ、情報を集めるとともに、今週初めてサーキットで使用された運動エネルギー回生システム(KERS)のテストをこなし続けた。
残念ながら、特に午後は風雨が強まり、予定のテストが妨げられ、明日20日はヤルノ・トゥルーリがテスト走行を行う。小林可夢偉「今日は上手く行き、新型車にも満足だった。KERSを搭載した車を初めて走らせるのは興味深い体験であり、同システムへの私たちの理解が更に深まった。アルガルベ・モーター・パークのサーキットは初めて走ったが、コースレイアウトは実にエキサイティングで、ドライバーにとって走りがいがあり、とてもいい印象を受けた。しかし、特に午後は、テストに適する天候にはほど遠く、予定していたテストは実施できなかった」パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー「シーズン前のテスト走行で、新型車のデビューを見るのは、いつでもエキサイティングな瞬間で、大幅なレギュレーションの改正があった今年は特にそうだ。全般的に、新型車TF109のこれまでの結果には満足しており、今シーズンに大いに期待したい。もちろん、オフシーズン中の、しかも良くない天候の下、他チームとの比較を精緻に行うのは難しい。新型車で通常実施するテスト以外に、今日は、KERSのテストを再び行った。これはF1にとって新しい技術であり、学ばなければならないことがたくさんあるが、私たちは今回の初テストのために、TMGのファクトリーで多くの重要な情報を集め、充分に準備をしてきた。」