小林可夢偉は、Auto Motor und Sport が発表したミスをした回数のランキングで最下位となった。このランキングは、金曜フリープラクティスからのスピン、コースアウト、クラッシュなどのミスの回数を集計してランキング化したもの。最近、AUTOSPORT Awardsのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した小林可夢偉だが、同誌の集計によると60回のミスがあったという。
逆に最もミスが少なかったのは、ウィリアムズのシートを失ったニコ・ヒュルケンベルグ。同誌によるとヒュルケベルグのミスは18回で、クルマを破損させたり、ピットへ戻れないようなミスを犯したのは2回だけだったいう。2位にはジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロが並んだ。しかし、バトンは「褒められているのかどうかわからないよ。あまりリスクを冒さなかったということかもしれないしね」と笑う。タイトル争いを繰り広げたフェルナンド・アロンソとマーク・ウェバーは、30回のミスで10位。ワールドチャンピオンを獲得したセバスチャン・ベッテルは、34回のミスで13位だった。ルイス・ハミルトンは49回のミスで18位。19位にはヴィタリー・ペトロフ、20位にはミハエル・シューマッハが続いた。最もミスが多いという結果になった小林可夢偉だが、“カミカゼ”ドライバーという表現は正しくないと主張する。「僕がカミカゼ・ドライバーだったら、ここまで来れていないでしょう」と小林可夢偉は spox.com にコメント。ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーも「彼のドライビングで、そういった面だけに注目するのは不公平だ。可夢偉は非常にクレバーなドライバーでもあり、事前に決めた戦略をどのように実行すればいいかを理解している」と述べている。
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