イモラ・サーキットは、F1開催に必須となるFIAグレード1ライセンスを更新。F1がサーキットに戻る“夢が叶う”ことを期待している。正式名称アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリは、6月17日にこれまでのライセンスが期限を迎えることになっていた。イモラ・サーキットは、今年初めに新型コロナウイルスによってキャンセルとなったF1中国GPの代替会場として名乗りを上げていた。
「ライセンスの更新により、FIAが要求するすべての基準を備えたF1グランプリも開催できる状態になった」とイモラ・サーキットのウベルト・セルバティコ・エステンセ会長は述べた。「我々は、帰還や地域のチームワークによってその夢が実現することを願っている」今週、リバティメディアはF1日本GO、F1アゼルバイジャンGP、F1シンガポールGPの3つのレースが新型コロナウイルスの影響を受けて2020年のレースを中止することを発表した。カレンダーの混乱にもかかわらず、F1主催者は、2020年に少なくとも15戦を主催したいと希望を再確認している。F1はこれまでのところ、7月5日のF1オーストリアGPを皮切りにヨーロッパで開催される改訂された2020年のF1カレンダーの序盤8戦を発表している。3つのレースのキャンセルにより、F1は現在カレンダーに載っていないサーキットが新たに関心を寄せていることを明らかにしている。「同時に、我々は改訂されたカレンダーで既存および新規のプロモーターと大幅な進歩を遂げており、2020年シーズン中にF1レースを開催する際の新しい会場からの関心に特に励まされている」とF1は声明で発表。「世界中で以前として不確実性と複雑さ時期に、2020年シーズンを慎重かつ柔軟に進めることを保証し続けることを感謝する。我々は可能な限り安全な方法でシーズンを開始できるように、詳細で堅牢な安全計画を実施している」イモラ・サーキットは、1980年にイタリアGPを開催。1981年から2006年まではサンマリノGPとして開催された。今年、フェラーリF1は1000回目のグランプリ出走を迎える。現時点で9月6日にモンツァで開催される第8戦イタリアGPが999戦目となり、翌週に第9戦としてフェラーリが所有するイモラもしくはムジェロで開催する可能性が報じられている。