レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、2026年シーズン前半で安定した成績を手にできるようになった要因について、「簡単なことを確実にこなせるようになった」と明かした。シーズン序盤は速さを見せながらも結果につなげられなかったが、チームとともに課題を解決したことで安定感が向上。現在は表彰台を本格的に争えるレースを次の目標に掲げている。
速さは最初からあったが「簡単なこと」ができていなかった2025年末にレーシングブルズからレッドブル・レーシングへ昇格したアイザック・ハジャーは、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンのチームメイトという難しい役割を担うことになった。デビュー直後から一発の速さは示していたものの、開幕4戦でポイントを獲得できたのは1度だけ。しかしカナダGP以降は流れが一変し、トップ6フィニッシュを重ねるなど安定して上位争いに加わっている。ハンガリーGPの週末、ハジャーは序盤戦を振り返り、問題は速さではなくレース運びだったと説明した。「最初は少し難しかった」「開幕数戦は、簡単なことを本当にうまくできていなかった。一方で、速く走ることやリズムをつかむこと、それにマックスから大きく離されないことは、すごくうまくできていた」「ここ数戦では安定感を手に入れられたと思うし、チームでもいくつかの問題を解決して、僕たちの仕事がかなり楽になった」「クルマの信頼性が高ければ、すべてがずっと簡単になる。パフォーマンスを発揮できる状態なら、結果を出すのも難しくない」「もちろん満足はしているけど、本当に表彰台を争えるレースを経験したい。そのことが次の目標だ」週末を台無しにしていた小さなミスを克服ハジャーは「簡単なこと」と表現した内容について、スタートやシステム操作など、小さなミスが週末全体を狂わせていたと明かした。「スタートの問題は長い間続いていたし、あれは簡単に解決できるものではなかった」「でも僕が言いたかったのは、デプロイメントの問題やブースト機能の理解不足、それから1周目のスピンみたいなことだ。理想的ではなかった」「そういう小さなことが週末を台無しにしていた。慣れるまで少し時間が必要だったけど、今はすっかり落ち着いていると思う」信頼性の向上とマシンへの理解が深まったことで、シーズン序盤よりも着実にポイントを積み重ねられるようになったという。フェルスタッペンのレース運びは「別次元」近年のレッドブル・レーシングでは、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅らがフェルスタッペンとの差に苦しみ、シートを失ってきた。その中でハジャーは、フェルスタッペンに最も近づいたチームメイトの一人となっている。ただし、両者が完走したレースでフェルスタッペンを上回ったことはまだない。それでも本人は、自身の成長は想定どおりだと語る。「正直に言って、自分自身に驚いたことはない」「ただ高いレベルで走れているだけだし、去年より確実に良くなっている」「2年目だから経験もまだ十分ではない。でも少しずつ成長している」一方で、フェルスタッペンから学ぶべき点は明確だという。「予選での一発の速さには満足している。でも日曜日のレース運びは、あらゆる面でマックスが本当に印象的だ」「僕の1周の速さは悪くないと思う。でも彼のレースマネジメントは別次元だ。今はそこを重点的に改善したいと思っている」安定してポイントを獲得できるようになったハジャーは、次なるステップとしてレース運びに磨きをかけ、表彰台を本格的に争える走りを実現することを目指している。