オリオール・セルビアは、故ジャスティン・ウィルソンへの敬意として、今週末のソノマで開催されるインディカー最終戦でジャスティン・ウィルソンのマシンで参戦する。ジャスティン・ウィルソンは23日(日)、ポコノ・レースウェイで開催されたインディカーのレース中、クラッシュした他のマシンの破片が当たって頭部に重傷を負い、24日に亡くなった。
チームオーナーのマイケル・アンドレッティは「ジャスティンは真のレーサーであるとともに、私たちのスポーツを広める役割も担っていました」とコメント。「Andretti Autosportのスタッフは皆、心の中でウィルソンの家族や友人たちと一緒にいます。私たちは彼が愛し、彼が望むレーシングというかたちで、彼に感謝の気持ちを表したいと思います」ジャスティン・ウィルソンの親友だったオリオール・セルビアは、ジャスティン・ウィルソンの家族からアンドレッティ・オートスポーツのカーナンバー25を走らせるドライバーに選ばれた。オリオール・セルビアは「ここでコメントすることは、今までで最も難しく、適切な言葉が出てきません」とコメント。「私は10年以上、ジャスティンとレースをしてきました。私はレーサーとして彼を本当に尊敬しています。また彼を知るだれもが、彼の人柄のすばらしさを感じていましたし、彼は私たちにはないものをたくさん持っていたと思います」「私は今週末、彼のマシンをドライブする機会を得ることができ、大変光栄に思います。この機会を与えてくれたAndretti Autosportの友人に感謝します。そして25号車をドライビングすることで、ジャスティンの妻であるジュリア、弟のステファン、そしてウィルソン家すべての人に深く触れたいと思います」ジャスティン・ウィルソンの弟ステファンは、オリオール・セルビアを選んだのは自然な成り行きだったと述べた。「我々家族にとって、ジャスティンのマシンをドライブする人物は、オリオール以外には思いつきませんでした」「オリオールは、ライバルとして、人間として、さまざまなかたちで多くの年月を、ジャスティンの近くで過ごしてきました。オリオールがドライブしてくれるのであれば、ジャスティンも喜んでくれるでしょう」