レーシング・ポイントF1のニコ・ヒュルケンベルグが、2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPの予選後の記者会見でこの2週間を改めて振り返った。新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役として10日前に急遽参戦が決まったニコ・ヒュルケンベルグだが、代役2戦目でポールポジションから0.928秒差の3番グリッドを獲得した。
予選後のパドックでは仲間のドライバーたちからも祝福を受けたニコ・ヒュルケンベルグ。待望のF1初表彰台への期待などについてインタビューに答えた。「先週はクレイジーだったね。7~8日、なんなら今もそうだね。もちろん、先週は戻ってこれたことが最高潮で日曜日はどん底だった。とても極端だったね」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。「今週末はマシンに乗っていてはるかにいい感じだし、はるかに準備が整っている。それでも予選はトリッキーだった。Q2では自分で窮地に追い込んでしまったし、マシンにダメージを負っていないか心配だったけど、Q2はとにかく集中して、思いっきり走って、自分が持っているものをすべて出すことができた。正直、ここに立っているのはちょっと驚きだけど、笑顔になってしまう。でも、明日のレースの方がはるかに大事だ」先週、ニコ・ヒュルケンベルグはレースをスタートすることができなかった。そのため、決勝は新たなチャレンジになる。「明日はそれが間違いなく痛手になるだろう。先週末のレースを経験していないし、スタートでの動きなども経験できていない。まだマシンは新しいしね。でも、やれることをやるだけだ。素早く学んで、相応しい場所にマシンをキープしたい」先週と比較してマシンをどのように感じているのだろう?「はるかに良かった。10時間以内にF1に復帰して、セッションの10分前にまったく準備もできない状態でパドックに戻ってくるのは控えめにいってもチャレンジングだった。でも、同時に楽しくもあった。先週はマシンのフィーリングを得ることがすべてだったし、今週末にむけてはるかに準備はできていると感じていた。予選でのラップは良かった。Q2では最初の走行でコースオフして自分でちょっと難しくしてしまった。Q3ではあまり考えなかった。とにかく全力を尽くして、マシンとタイヤと自分自身からすべてを絞り出そうとしていた。そこも今週の挑戦だったし、ここにいることに満足している」予選3番手は多くにとって驚きだった。ニコ・ヒュルケンベルグ自身、そのような結果を期待していたのだろうか?「いいや、期待はしていなかった。でも、今週末はずっと一発のペースは良かったと思う。トップ10に入れるだろうとはかなり自信を持っていたけどね。3番手はあまり期待できなかった、正直、期待していなかった。もちろん、ちょっと驚いているけど、今日にとっては良い結果だ」「昨日のロングランはかなり良かった。マシンを快適に感じていたし、先週よりも良くなっていると思う。チームはいい感じのことを見つけ出したし、レースペースという点で改善を果たした。うまくいけば役立つはずだ。タイヤのことははほとんど心配していない。過去数年とかなり似ているし、どう予想すればいいかもだいたいわかっている。でも、それ以外はすべてが新しいし、ほぼ初めてと言っていいので、その点ではよりエキサイティングだし、少し難しいかもね」ニコ・ヒュルケンベルグは、177戦で表彰台未登壇という不名誉な記録を持っている。その記録に終止符を打つことはできるのだろうか?「表彰台が目の前まで来ていることはわかっている。正直、とてもチャレンジングだし、難しい状況ではあるけど、速いマシンがあることは分かっている。だから、すべてを正しくやるだけだ。当然、それは1周目から始まる。スタートもとって新しいものになるだろう。でも、自分のすべての経験を生かして正しくやりたいと思っている。もちろん、他の人たちは数戦やっているけど、感覚はまだ覚えている。あまり考えすぎずに集中するだけだ。明日は良いレースをしたい」代役として参戦しているニコ・ヒュルケンベルグは、他のドライバーよりもプレシャーなくレースに臨めると語る。「まったくその通りだと思う。僕は一時的なゲストとしてここにいるので、当然、期待されるものは少し異なるし、流れに任せている。特に先週はあまり多くは期待できなかった。でも、感情的には金曜日に戻れて高ぶったし、日曜日にレレースができなかったのは本当にどん底な気分だった。今、ここに戻ることができたので、とても前向きでワイルドな一週間だった」「身体的にはこのようなGフォースは大変だ。マシンは非常に速く、方向転換とピークのGフォースはかなり印象的だ。体験できるジムもトレーニングもないので、実際にそのための準備はない…間違いなくそれを感じている。明日持ってきているテープを最大限に貼るつもりだ。でも、なんとか生き残れればと思っている。ニコ・ヒュルケンベルグの後ろには、マックス・フェルスタッペンという強敵がいる。フェルスタッペンと戦うことはできるのだろうか?「イエスと言いたいところだけど、あらゆる状況を考えれば、非常にタフだと思うし、チャレンジングだと思う。でも、決して何が起こるかは分からない。クルマの感触は悪くないし、今週末は先週と比べてマシンに慣れている。より一体になれている気買いする。答えるのはとても難しい。推論になってしまうし、僕にとってそれはあまり重要なことではない。良いレースをすることが重要だし、チームのためにポイントを獲得できればいいと思っている」
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