ニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーが2013年にラインナップを一新させることで後退することはないと主張する。今年フォース・インディアでF1に復帰したニコ・ヒュルケンベルグは、2013年にザウバーに移籍し、ルーキーのエステバン・グティエレスとチームを組む。ニコ・ヒュルケンベルグとエステバン・グティエレスは、小林可夢偉とセルジオ・ペレスという2012年のザウバーのラインナップと比較して60戦経験が少ない。
2010年にウィリアムズでF1デビューを果たした後、2011年シーズンをリザーブドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグだが「いいや、僕は経験をバック入れて持ってきている」と Blick にコメント。「確かに僕にとって新しいクルマだけど、他のチームも全て慣れなければならない新しいクルマになる」「なので、酷いハンデになるとは思わない」だが、わずか2シーズンの経験に関わらず、ニコ・ヒュルケンベルグは、2013年にザウバーで事実上の“チームリーダー”とみなされている。「僕には違いがわからない。理論的に僕の方が(グティエレスより)経験が多いのは事実だけど、フォース・インディアと異なる役割になるとは思っていない」「結局のところ、僕はできるかぎり多くのポイントを集めるためにここにいる。チームリーダーかどうかはそれほど多くの差ではない」ニコ・ヒュルケンベルグの後任には、エイドリアン・スーティルとジュール・ビアンキの名前が挙げられているが、ニコ・ヒュルケンベルグは、誰が後任を務めることになるかはわからないと述べた。「まったくわからないんだ。本当だよ」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「スーティルだと思ったけど、結構長くかかっているので、論理的にその他ということかもしれない。でも、僕は何も聴いてはいない。今の僕の焦点はここ(ザウバー)だ」フォース・インディアのザウバーへの移籍は、ミッドフィールドでの“サイドステップ”に過ぎないとの見方もある。「そうだね、ザウバーが十分にうまくいかなかったレースはいくつかあった。でも、彼らは速いクルマを持っていることを証明した。今年はよくザウバーにオーバーテイクされたし、離されるまで、2〜3コーナーでクルマがいかに良いかを確認した。当然、僕がそこに座っていればと思ったこともあったよ」フェラーリエンジンを搭載するザウバーへの移籍は、ニコ・ヒュルケンベルグが2014年にフェラーリへ移籍するとの噂を呼んでいる。「まだわからないよ。来年様子をみてみるつもりだ。チーム(ザウバー)は1年契約が基本だからね」