ホンダは、新型NSXを2015年から米国オハイオ州に設立する工場で生産することを発表した。ホンダは、オハイオ州にあるホンダR&Dアメリカズのオハイオセンターに近接する場所に約7,000万USドル(約66.5億円)を投資して、新型NSXを生産する工場である「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」を設立する。
新工場は、ホンダにとってオハイオで3番目の四輪車生産工場となり、新型NSXの開発を行うホンダR&Dアメリカズのオハイオセンターからほど近い、メアリズビル四輪車工場に隣接する場所に設立される。新型NSXは、従業員が持つ職人の技と新たなアプローチを取り入れる生産技術を調和させた、このパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターのみで生産され、北米での販売を皮切りに世界中のお客様に届けられる予定。新工場では、新型NSXの2015年の量産開始に向けて既存のオハイオ工場から約100名の従業員を選抜し、新型NSXを高いクラフトマンシップで生産する為の工程のトレーニングを開始する。ホンダは、「需要のあるところで生産する」という考えに基づき、1979年9月に米国で二輪車の現地生産を開始し、1982年11月には日本の自動車メーカーとして初めて米国で乗用車の生産を開始。以来、北米での現地生産を拡大し、2013年3月までの北米における四輪車の累計生産台数は2,500万台を超えている。新型NSXは、軽量なボディに次世代の直噴 VTEC V型6気筒エンジンをミッドシップレイアウトで配置するとともに、走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling - All Wheel Drive)」を搭載した新しい価値を提案するスーパースポーツモデル。新型NSXのSPORT HYBRID SH-AWDは、エンジンと高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせ、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動する電動式の四輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステム。関連:ホンダ、2015年からマクラーレンに無償でエンジンを供給?
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