ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの金曜フリー走行を振り返った。レッドブル・レーシング と アルファタウリ・ホンダ の両チームにとって、チャレンジングなレースウイークの幕開けとなった初日は、マックス・フェルスタッペンが2つのセッションでトップタイム、他の3台もトップ7入りと幸先のよいスタートとなった。
明日は雨の予報もあり、今朝のように再びグリップレベルが下がることも予想されている。いつもと違う状況の中で行われた練習走行の日となったが、得られたデータをもとにできる限りの改善を行い、土曜日に行われる予選に向けてマシンとPUの最適化を行っていく。「今日のトルコGP初日は路面温度が上がらないことに加えて、舗装が新しいことが影響し、非常に滑りやすい路面に苦労した一日になりました」と田辺豊治はコメント。「チームも我々もマシンの状況に合わせて対応を行いながらの走行となりましたが、2チーム、4台問題なく走行し、現行のハイブリッドレギュレーションでの走行が初となる中で、多くのデータを収集することができました」「明日のFP3でもまだまだコンディションの変化が予想されますので、そのデータを反映し、予選・レースに臨みます。時折、雨の降るような予報も出ていますので、どのような状況にもフレキシブルに対応できるよう、チームと万全の準備を進めていきます」