ホンダF1とレッドブルは、今後の戦い方についてF1イギリスGPを前に首脳ミーティングを開催する。今年、王者メルセデスと互角に戦ってタイトルを獲得するという目標を掲げていたレッドブル・ホンダだが、2020年のF1世界選手権が開幕して蓋を開けてみると、開幕3戦はまさに完敗といった内容だった。これを受けて、レッドブルとホンダF1が緊急ミーティングを開催するという噂が広まった。
これについて、ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「緊急ミーティングというか、しっかり一回テーブル作ってやりましょうということです」とコメント。「それを3戦終わったあとで、今シーズンをいかにどう戦っていくかという話をテーブルを作ってやろうということでクリスチャン(ホーナー/レッドブルF1代表)と話をしたので、これを週明けに予定してます」「私たちもまだまだチャンピオンシップ争いを諦めているわけじゃなくて、レッドブルと現場でもミーティングしていますし、まだまだレッドブルとホンダでコラボレーションしているところを含め、例えば、ホンダ側で言うと、ドライバビリティをもっと上げれると思うし、そういったところで、改良策はいろいろ話し合いできているます」山本雅史は、今シーズンはまだレッドブル側の車体とホンダF1のパワーユニットがうまく噛み合っていないと強調する。「レッドブルもまだまだRB16が熟成されていないところと、ホンダも今年のパワーユニットに関して言えば、いいパッケージにうまく噛み合っていないんですよね」と山本雅史は語る。「3連戦で習得したデータを元にレッドブルともよくミーディングをして、やっぱり、メルセデスに割って入れるのは今の時点ではレッドブル・ホンダだと思っていますので、そういった意味では皆さんの期待にきっちり応えられるようにイギリスGPを迎えたいと思います」「まだまだ私たちはメルセデスに近づけると思っているし、確かに今年ホンダが予測してたより、メルセデスの車体、パワーユニットを含めて総合的に非常に強くなっているのは事実で、そうはいっても、必ず隙間はあると思っているので、そこをしっかりやり遂げて、次のシルバーストン、また3連戦に向かいたいと思います」