ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、フェラーリのF1エンジンの合法性に対する疑惑の目が向けられるなか、ライバルメーカーとの“クリーンでフェア”な戦いをとにかく望んでいると語る。フェラーリが夏休み以降にF1エンジンで大幅なパフォーマンスをアップを果たしたことで、ライバルはフェラーリのシステムの合法性に疑惑の目をむけてきた。
ホンダのパートナーであるレッドブルは、FIA(国際自動車連盟)に燃料流量システムに関する3つの潜在的なアプローチについて明確化を求め、FIAはレッドブルの提起したシステムが違法であると判断。全チームに技術指令を発行した。そのタイミングとフェラーリが当然パフォーマンスを低下させたF1アメリカGPのタイミングが一致したことで、フェラーリが規約の抜け穴をついて不正にパフォーマンスを向上させていたとの疑惑が浮上。マックス・フェルスタッペンが批判したことで論争に発展した。FIAによる明確化を歓迎するかと質問された田辺豊治は「グレーゾーンや技術、燃料、オイル燃焼などを利用してエンジンとシャシーのパフォーマンスを改善する方法はいくつかあると思います」と Autosport にコメント。「我々としては、FIA F1レギュレーションの下が、レギュレーションを尊重した公平なレースが行われることを切望しています。それが我々の願いです。クリーンでフェアなレースを行うにはFIAのポリシングが必要です」「一部のチーム、もしくは一部の人々がパフォーマンスを改善するために何かを考えているかもしれません。我々はそれがOKかどうかを明確にしていますし、彼らが“ノー」と言えば、それはやりません」「誰かがそのようなことをしていますし、彼らがはっきりとノーと言えば、おそらく彼らはそれを使うのをやめるでしょう。そうすれば、我々はクリーンなレースをすることができると思います」田辺豊治は、FIAのルールの広大な文言をすべてを明確にすることは“ほぼ不可能”だと認めるが、F1チームはグレーゾーンを整理するためにFIAに求めていくべきだと考えている。「そうですね、もし誰かが何かが不明瞭だと思ったならば、FIAに“イエスかノーか”と尋ねるのが良いことかもしれません」と田辺豊治はコメント。「明確にして、先に進めないべきこと。それは私たちの方向性の助けになりました。レギュレーションには多くの文言があり、特定の項目が説明されています。そのすべてを明確にすることはほとんど不可能です。すべてを明確にするのは良いことだと思います」昨年、ホンダはトロロッソに単独でF1エンジンを供給していたが、今年からレッドブルが加わった。FIAに明確化を要求するという点でのレッドブルとトロロッソの違いについて田辺豊治は「レッドブルは合法性について非常に重要です」とコメント。「彼らにはポール・モナハン(チーフエンジナ)のような経験豊富な人がたくさんいます。彼は合法性をウォッチし続け、すべてを合法化しようとしています」「そこはトロ・ロッシとは少し異なります。レッドブルの方がより厳格です」
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