ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1フランスGPの決勝レースを振り返った。厳しい戦いとなったフランスGPだが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季7度目のトップ4フィニッシュを果たし、12ポイントを獲得。しかし、それ以外の3台はポイント圏外でのフィニッシュとなった。
だが、レース後、7位でフィニッシュしたダニエル・リカルドにペナルティが科せられて11位に降格。ピエール・ガスリーが10位入賞となった。「今日は我々にとって苦しい戦いになりましたが、そんな中でもフェルスタッペン選手が力強い走りを見せ、予選で得た4位のポジションを守ってくれました。残りの3台も完走は果たしたものの、ガスリー選手、アルボン選手、クビアト選手はポイント圏外と残念な結果に終わりました」と田辺豊治はコメント。「今回投入したスペック3のPUについては週末を通して問題なく機能していました。しかし、今日の結果を受け一段と強力に開発を進める必要性を感じています。来週末には次のオーストリアGPが控えています、今回のデータの見直しを行い、早急に準備を進めます」