ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1モナコGPの予選を振り返った。マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンがともにQ3に進出。しかし、両ドライバーともにグリッドペナルティが決まっており、特にバトンは、ホンダのF1パワーユニットの不具合によるコンポーネント交換で15グリッド降格ペナルティを科せられて最後尾スタートとなる。
「今日はポジティブとネガティブの両面があった日だと思います。予選自体は今シーズン初の2台そろってのQ3進出を果たすことができた一方で、ジェンソン、ストフェルともにペナルティーにより決勝を後方からスタートしなければならないことは残念に思っています」と長谷川祐介はコメント。「ストフェルについては初のQ3進出ということで、今日はその実力を存分に見せてくれたと思います。Q2での最後のクラッシュは残念でしたが、全力でプッシュしている状況下では時として起こりうることだと思います。チームは今晩、全力でマシンの修復にとりかかります。明日の決勝は13番手からのスタートですが、木曜からのペースをみていると十分にポイント獲得のチャンスがあると考えていますので、明日走りをみることを楽しみにしています」「ジェンソンは、木曜日のFP2後にPUを一部交換したために決勝での15グリッド交換のペナルティーが決まっていた状況でしたが、その中でもモチベーションを高く保ち、すばらしい走りをみせてくれました。このような状況でモナコの予選を走るのは難しいものだと思いますが、ベテランらしく、スポット参戦でもきちんと結果を残してくれました」「明日までに残された時間は限られていますが、今日得られたデータの分析を進め、決勝ではさらに速さをみせられるよう、ベストなセッティングを目指して作業を続けていきます」関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占