ホンダは、F1で複数チームにエンジンを供給する“義務”があると認めているが、2018年にザウバーにエンジンを供給するとの報道には口を閉ざしている。The Sun は、ホンダが2018年からのザウバーとのF1エンジン契約を「発表する準備ができている」と報道。長年、ザウバーはフェラーリ製エンジンを搭載しているが、今年は“大幅に値引き”されたとされる2016年F1エンジンを搭載している。
だが、ホンダはザウバーの報道については口を閉ざしている。ホンダの広報担当は「我々は常に、ホンダは複数チームに供給することにオープンであり、交渉を行ってきました」と Sky Sport F1 にコメント。「パワーユニットサプライヤーとして、我々には、スポーツとファンのために複数チームにパワーユニットを供給する義務があります」ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、ホンダが2018年の選択肢であることを認めており、ホンダかメルセデスへのスイッチを示唆している。現在、メルセデス、フェラーリ、ルノーは複数チームにF1パワーユニットを供給しているが、ホンダは2015年のF1復帰以来、マクラーレンにしか供給していない。マクラーレンが、ホンダとの決別を検討しているとの噂は絶えず、ザウバーはホンダとF1エンジ契約を結ぶことにより、日本人ドライバーの起用という条件はあるものの、財政的に利益を得られると考えられている。