ホンダは、現在のパワーユニットを開発し続ける予定であり、できるだけ早くにトークンを使い切りたいと考えている。今年、ホンダはここまで2つのアップグレードを投入。カナダGPでは新しいターボを投入し、イギリスGPでは内燃機関をアップデートさせた。今シーズン、ホンダにはあと10トークン残っており、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、早めにそれらを利用した方がいいと考えている。
「我々は常にアップデートのための開発に取り組んでいます」と長谷川祐介はコメント。「ですが、信頼性とパフォーマンスのバランスをとる必要があるので、どのレースでそのアップデートを搭載できるかははっきりしていません」「一旦、それを確認できれば、我々には待つ理由はありませんし、できるだけ早くにそれらを投入するつもりです。我々は2016年のために10トークン残っていますし、我々のゴールは今シーズンないにその全てを使うことです」昨年F1に復帰したばかりのホンダだが、2016年は力強い進歩を遂げている。カルロス・サインツは、すでにホンダのパワーユニットは一年落ちのフェラーリより優れていると語っている。長谷川祐介は、他のドライバーからの賞賛を嬉しく思っているが、ホンダの目標は不足分を完全に消すことだと語る。「彼らがホンダをそのように見ていることは嬉しいですが、我々がようやく昨年のエンジンのレベルを凌いだと言われて喜んでいいのかはわかりません」「ホンダの全員が素晴らしい仕事をしていると思いますし、かなりの比率で改善し、素早く学び、成し遂げる必要があるものを適用していると思います。我々のエンジニアの全員が、正しい仕事をすることに高いモチベーションを持っています」
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