ニック・ハイドフェルドは、小林可夢偉と比較して彼のマシンがストレートスピードで劣っていると主張した。両者は同じマシンを走らせているが、たいていスピードトラップでは小林可夢偉の方が高い最高速度を示している。今年ニック・ハイドフェルドは、メルセデスGPとプレリのテストドライバーを経てザウバーに加入。だが、2011年のシートはまだ確保できていない。
ハイドフェルドは、小林可夢偉とともに3レースに出走し、予選で2度可夢偉を上回ったが、まだレースでは可夢偉より高い位置でフィニッシュしていない。これについてハイドフェルドは、自身の公式サイトで小林可夢偉と比較して“エンジン状況”が悪いため、スピード面で不利になっていると述べた。ハイドフェルドの前任であるペドロ・デ・ラ・ロサは、シーズン序盤にエンジントラブルに苦しんでおり、すでに8基のエンジンを使い果たしている。「なので、残りのエンジンで規定外の距離を走らなければならない」とハイドフェルドは語る。「残念なことに“古い”エンジンなのでエンジンパワーは低くなる。それが、加速やトップスピードで負けている理由だ」
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