ルイス・ハミルトンのレース中のジェスチャーを巡り、FIA(国際自動車連盟)の対応に新たな論争が起きている。アストンマーティンのシミュレータードライバーを務めるダニエル・ジュンカデラは、2026年F1マイアミGPでフランコ・コラピントに向けて中指を立てたとされるハミルトンの行為について、「処分が下されなかったのはダブルスタンダードだ」と批判した。
ジュンカデラ「FIAの二重基準は変わらない」ダニエル・ジュンカデラは、自身のSNSでFIAの対応を痛烈に批判した。「FIAのダブルスタンダードは相変わらずだ」「僕の時と同じように2000ユーロの罰金を科すべきだった」ジュンカデラが言及したのは、2025年のWECバーレーン戦で自身が受けた処分だ。当時、GT3クラスでの接触を巡るバトルの最中に同様のジェスチャーを行ったとして罰金処分を受けていた。この裁定は当時から議論を呼んでおり、FIAが進めていた“ドライバーの振る舞い”や不適切表現への取り締まり強化とも重なっていた。フェルスタッペン問題以降 FIAの姿勢に注目この問題が再び注目を集めている背景には、FIAとドライバー側の緊張関係がある。特にマックス・フェルスタッペンは、過去に記者会見での発言を巡ってFIAから厳しい処分を受けた経緯があり、“言動規制”への反発は現在もくすぶり続けている。そのため今回、ハミルトンのジェスチャーに対して公式な制裁が科されなかったことで、「基準が曖昧ではないか」という声が再び広がる形となった。ジュンカデラはフェルスタッペンと親しい関係として知られており、来週のニュルブルクリンク24時間レースでは、メルセデスAMG GT3でフェルスタッペンとチームメイトを務める予定だ。このラインアップには、元F1ドライバーのジャン=マルク・グーノンの息子ジュール・グーノン、そしてゲルハルト・ベルガーのおいであるルーカス・アウアーも名を連ねている。