トルコGPで、唯一な3ストップ戦略を行ったルイス・ハミルトン。その戦略決定には、ブリヂストンタイヤの安全面が影響したようだ。昨年のトルコGPでハミルトンは、タイヤのゴムが剥離するというトラブルを起こしている。今年のマシンでも、タイヤの安全面が懸念され、ブリヂストンからアドバイスがあった模様。ハミルトンは、ハード→ハード→ハード→ソフトの3ストップ戦略をとった。
マクラーレン代表のロン・デニスは、「我々はブリヂストンと話し合い、安全を確保するためにピットストップを3回行うほうがよいと判断した。タイヤにトラブルを起こしたくはなかったし、たとえ2ストップで走ることが可能であったとしても、我々はドライバーの安全を第一に考えたんだ」とコメント。結果的に、ハミルトンの3ストップ作戦は功を奏し、最終スティントでキミ・ライコネン(フェラーリ)とのピットストップ争いに競り勝ち、見事2位表彰台を獲得した。