元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは、2026年シーズンがルイス・ハミルトンにとって史上最多となる8度目のF1世界王座獲得への「最後のチャンス」になるとの見解を示した。ハミルトンは、メルセデスとともにターボハイブリッド時代の初期に圧倒的な強さを見せ、7年間で6度のタイトルを獲得。2008年のマクラーレン時代の初戴冠を含め、計7度のワールドチャンピオンに輝いている。
しかし近年はメルセデスの競争力低下とともに苦戦が続いており、トップ争いから遠ざかっていた。そんな中、ハミルトンは2025年からフェラーリに電撃移籍。2026年には車体とパワーユニットのレギュレーションが大幅に変更される予定で、勢力図の変化が予想されている。ハーバートは、これがハミルトンにとって大きなチャンスだと語る。「2026年がルイス・ハミルトンにとって8回目のタイトルを狙える最後の機会になるだろう」とハーバートはAceOddsに語った。「彼はもう40歳。全盛期は過ぎたと言えるが、それでもなお非常に優れたドライバーだ」ハミルトンは現在、フェラーリでシャルル・ルクレールとチームを組んでおり、ルクレールにとってはこれが7年目のシーズンとなる。シーズン序盤5戦では、フェラーリの環境にまだ順応しきれていないハミルトンに対し、ルクレールが優勢なパフォーマンスを見せている。ハーバートは、仮にフェラーリが2026年にトップ争いに加わることができたとしても、ハミルトンがタイトルを獲得するにはルクレールという最大の壁を越える必要があると指摘した。「現時点ではルクレールの方がハミルトンより上だ。フェラーリが競争力を持ったとしても、まずはチームメイトに勝たなければならない」と述べた。
全文を読む