メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1初の“スプリント予選”レースは期待外れなものになると予想している。来週末のF1イギリスGPでは、金曜日の1回のプラクティスセッション後に伝統的な予選セッションが行われ、最速のドライバーは土曜日の夜に行われる17周のスプリントレースをポールポジションからスタートし、日曜日の決勝のグリッドが決定する。
「予選とレースの準備をする時間はあまりないだろう」とフェラーリF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは語った。「金曜日のプラクティスセッションにはたくさんのものを詰め込む予定だ。また、オーストリアとはまったく異なるサーキットでテストしなければならない新しいピレリタイヤもある」「したがって、我々は非常に少ないデータで予選に入ることが分かっている。その後はパルクフェルメになるので、かなりカオスな週末になる可能性がある」しかし、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンはそこまでエキサイティングな展開は期待していない。「どうなるか見てみよう」とルイス・ハミルトンは語った。「でも、全車が連なってマシンの列車になることは想像できる。オーバーテイクが見られることを願っているけど、おそらくそれほどエキサイティングなものにはならないだろう」一方、チャンピオンシップリーダーのレッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが通常のレースウィークエンド形式で形を整えているにもかかわらず、それほど心配してはいないようだ。「我々は何も恐れてない」とレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは motorsport-magazin.com に語った。「シルバーストンは通常メルセデスの領土だった、我々は自信を持って次のレースに臨む。我々のマシンは、今年行ったすべてのトラックで勝つことができることが分かっている」「シルバーストンで優勝すれば、タイトルについて非常に楽観的になれるだろう」